踏み間違いが不安でも低い免許返納意向 高齢者の自動車運転事情

6月28日(金)5時30分 OVO[オーヴォ]

 不安もあるが、慣れ親しんだ利便性には代えられない、ということだろうか。昨今盛んに議論される高齢者の免許返納。高齢者は運転歴が長い人が多く、自分の運転に自信があるという彼らを説得するのは難しいと悩む家族は多いが、運転に自信が持てない高齢者でも、なかなか免許返納にはいたらない実態が、日本能率協会総合研究所(東京)の調査で分かった。

 60〜90歳の高齢者を対象に調査。前提として、男性高齢者の運転率を見ると、70代前半までは8割を超え、その後は加齢とともに低下。80代前半で5割、80代後半でも3割が現役ドライバーだ。女性は男性より少ないものの、70代後半でも運転率は3割。居住地域でみると、やはり都市部より近郊・郊外居住者のほうが運転率が高い。

 では、自分の運転にどの程度自信を持っているのだろうか。「運転していてヒヤリとしたり、怖いと思うことが増えた」と答えた人は、60〜70代では2割未満だが、当然高齢になるほど高まり、80代前半で27.5%、80代後半で38.5%に達した。そこで、運転免許証の返納を考えるようになったかをたずねると、70代前半では7.2%。70代後半になると16.0%に上昇し、80代前半では26.4%だ。「アクセルとブレーキの踏み間違いが不安」と回答した人は、免許返納を考える傾向が高いものの、それでも返納意向は26.4%にとどまる。つまり、残りの73.6%の人は、踏み間違えの不安を抱えつつも、免許返納を考えていないようだ。

OVO[オーヴォ]

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