【高校受験2024】都立高の学力検査、3教科で平均点上昇
2024年6月28日(金)11時15分 リセマム
東京都教育委員会は2024年6月27日、2024年度(令和6年度)東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査の報告書を公表した。前年度と比較した教科別の平均点は、数学、英語、理科が上昇し、国語と社会が下降した。
東京都教育委員会は、都立高校入学者選抜学力検査結果に関する調査を毎年実施し、結果を公表している。各教科・各問の正答および誤答を分析し、結果を提供することで、各学校の教科指導の改善に役立ててもらうことが目的。調査の対象は、第1次募集・分割前期募集で、全日制高校を志願し、共通問題により学力検査を受検した者。
2024年度の入学者選抜は2月21日に行われ約4万人が受検した。教科別受検者数は、国語3万4,467人、数学3万4,465人、英語3万4,270人、社会3万8,042人、理科3万8,042人。各教科(100点満点)の平均点は、国語75.9点、数学61.7点、英語66.9点、社会55.5点、理科66.8点。前年度の平均点と比較すると、数学は4.1点、英語は4.1点、理科は7.4点上昇。国語は4.9点、社会は0.1点下降した。
もっとも平均点が伸びた理科では、得点分布のピークが前年度の72〜75点から84〜87点に移り、80点以上の受検者の割合が21.1%から26.1%に増加した。
一方、もっとも平均点が下がった国語は、得点分布のピークが前年度の90〜94点から80〜84点に移り、85点以上の受検者の割合は49.6%から34.1%に減少。登場人物の心情を叙述や描写に即して正しく理解する能力、文章の構成や論理の展開について正しく読み取る能力などが十分ではないと指摘されている。
参考資料として、中学校や高校などに向けて「調査報告書活用のポイント」も公開。教科ごと、生徒の実態と授業改善のポイントを紹介している。
調査報告書、調査報告書活用のポイントは、東京都教育委員会Webサイトから閲覧できる。
東京都教育委員会は、都立高校入学者選抜学力検査結果に関する調査を毎年実施し、結果を公表している。各教科・各問の正答および誤答を分析し、結果を提供することで、各学校の教科指導の改善に役立ててもらうことが目的。調査の対象は、第1次募集・分割前期募集で、全日制高校を志願し、共通問題により学力検査を受検した者。
2024年度の入学者選抜は2月21日に行われ約4万人が受検した。教科別受検者数は、国語3万4,467人、数学3万4,465人、英語3万4,270人、社会3万8,042人、理科3万8,042人。各教科(100点満点)の平均点は、国語75.9点、数学61.7点、英語66.9点、社会55.5点、理科66.8点。前年度の平均点と比較すると、数学は4.1点、英語は4.1点、理科は7.4点上昇。国語は4.9点、社会は0.1点下降した。
もっとも平均点が伸びた理科では、得点分布のピークが前年度の72〜75点から84〜87点に移り、80点以上の受検者の割合が21.1%から26.1%に増加した。
一方、もっとも平均点が下がった国語は、得点分布のピークが前年度の90〜94点から80〜84点に移り、85点以上の受検者の割合は49.6%から34.1%に減少。登場人物の心情を叙述や描写に即して正しく理解する能力、文章の構成や論理の展開について正しく読み取る能力などが十分ではないと指摘されている。
参考資料として、中学校や高校などに向けて「調査報告書活用のポイント」も公開。教科ごと、生徒の実態と授業改善のポイントを紹介している。
調査報告書、調査報告書活用のポイントは、東京都教育委員会Webサイトから閲覧できる。