サメなの?ウナギなの?それともアザラシ?様々な特徴を持つ謎の海洋生物がオーストラリアの海岸に打ち上げられる

6月29日(土)22時30分 カラパイア

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 時に謎の生物が海岸で発見されることがあるが、このほどオーストラリアで、サメとウナギの中間のような、顔だけみるとアザラシにも似ているような、奇妙な謎の海洋生物が打ち上げられ、地元住民を驚かせた。

 このミステリアスな生物はいったい何なのか?
 アクア生物処理班のお友達ならピーンときたかもしれない。
・フェイスブックに投稿された謎の水中生物の正体は?

 オーストラリア・ビクトリア州ギップスランドにあるゴールデンビーチで、奇妙な海洋生物が発見された。

 その姿はすぐさまコージー・シーサイドエスケープ(Cosy SeasideEscape)のフェイスブックページに投稿された。


 
・深海に生息するトラザメ科の可能性大

 キャプションには「ビーチを散歩中、日焼けに上がってきたキャットシャークを発見」とある。キャットシャークはトラザメ科メジロザメ目に属するサメの一種である。

  トラザメ科は少なくとも16属160種があり、サメ類の中でも最大のグループであるが、未だ学名不確定種も多く、分類学的な研究が不十分な分類群でもある。

 全長80cm以下で、体は細長く、棘のない2基の背ビレとしりビレをもち、弧状の口は眼の後縁前方に達する。猫のような細長の目が特徴で40列〜110列以上の歯を持つとされる。

 その多くが深海に生息しており、水深2000mに達するほど深きものもいる。結局やはり、このミステリアスな生き物は、深海に生息しているトラザメ科だったようだ。



 この生物の特徴について多くのコメントを寄せたユーザーの中には、普段深海にしか生息しないトラザメ科を見る機会を持てたことを素直に喜ぶ者もいたが、「深海にいる生き物がなぜ海岸に?」という疑問を口にする者や、「深海でいったい何が起こっているのか?」という心配の声を寄せる者もいたようだ。


 あるユーザーによると、数週間前にも別のトラザメ科のような生物がビーチで発見されたという。


・まだまだ深海生物の謎は深い

 深海に生息する水中生物は、まだまだ謎に包まれている。トラザメ科もそのうちの1種だ。

 2016年の研究によると、深海で生きる2種のトラザメ科は海の青い光を吸収し、それほど強くはないエネルギー波長で再放射することにより、明るい緑色に発色することがわかった。


Glow-in-the-dark sharks and other stunning sea creatures | David Gruber

 水面下500メートルの真っ暗な深海で、トラザメ科が体を光らせる理由は、仲間へのメッセージを伝えるため、特に繁殖相手を見つけるためではないかと科学者たちは推測している。

 普段は深海でひっそりと生息し、まだ謎に包まれているとされるトラザメ科が、なぜ今回砂浜に打ち上げられたのか?その謎については、今のところまだ解明されていない。


追記(2019/06/29):コメント欄によるとこの魚はトラザメ科ではなく、テンジクザメ目クラカケザメ科のラスティ・カーペットシャーク(Parascyllium ferrugineum)という意見が複数上がった。だとすると深海に生息していないので、海岸に打ち上げられてもおかしくはないそうだ。

References:geek.comなど / written by Scarlet / edited by parumo

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