内臓から骨まで透けて見える“完全に透明な”カエル「ミュータント・フロッグ」出現! 囁かれる恐ろしい原因とは…!?

6月29日(水)11時0分 tocana

イメージ画像:「Thinkstock」より

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 地球上には、透明な体を持つ生物がいる。「サルパ」という海洋生物や、遺伝子操作によって人工的に透明な羊が誕生した例もある。そして今度は、完全に透明なカエルの登場だ。しかしこのカエル、もともと透明な種であるというわけではなく、かつ人為的に作られたものでもないようだ。では、このようなカエルが生まれた原因とは何か? 詳細についてお伝えしよう。

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■心臓の鼓動も目視できる、完全に透明な姿

 今月23日、「ロシア・トゥデイ」をはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、透明なカエルこと「ミュータント・フロッグ」は中央ロシア・チュメニ州クラスノウラリスク市郊外にて発見された。

 個体によって透明度には差があるようだが、まるでゼリーのように完全に透明な体を持つものは、骨格や血管、そして臓器が丸見えの状態だった。さらに、今回確認された約60匹の透明カエルには、肩部分に謎の突起が生えていたり、足の指が多いなどの奇形を併発しているものが多数含まれているという。発見者であるウラル工科大学・自然科学研究所のウラジーミル・ヴェルシーニン博士(動物学)は、次のように語る。

「透明なカエルは、体内が完全に見えています。心臓の鼓動さえ目視できるのです。ところが、目は完全に真っ黒なのです」


■原因は環境汚染か、それとも……!?

 現在、ヴェルシーニン博士らはカエルが透明になってしまった原因について調査を進めているところだが、もっとも疑わしい“犯人”についてクラスノウラリスクにある化学工場から流出した危険な薬品ではないかと考えているようだ。

 もともと同市は、19世紀に金・銅・鉄・プラチナ・アスベスト・石炭などの天然資源が産出されることが判明して以来、急速な発展を遂げてきた。それらを採掘・製錬するためには大地を切り崩し、化学薬品も必要とされる。そのため、周囲には多数の化学工場も建設されたが、その貯蔵タンクからから漏れ出した薬品が、長年にわたり土壌を汚染し続けている可能性があるとのことだ。

「カエルの卵には、汚染から守るための膜組織がないのです」
「クラスノウラリスクの土壌が汚染されていることはわかっています。しかし、こんなカエルは今まで見たことがない」(ヴェルシーニン博士)

 その一方で、今回の透明なカエルは特別な事例であり、オタマジャクシの時に何らかの寄生虫に感染したことが原因ではないかと指摘する声も上がっているようだ。


 カエルが透明になる原因は環境汚染か、それとも寄生虫か——犯人を特定するためには博士らによる分析を待たなければいけない状況のようだが、もしも人間の経済活動が原因だったとしたら、これほど悲しい話はないだろう。そして、環境汚染の被害者たる「ミュータント・フロッグ」が、今後ロシア以外の国に出現する可能性も十分に危惧される恐ろしい事態だ。


※イメージ画像:「Thinkstock」より

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