24時間冷やすとどうなる? 井村屋監修「ポテトチップス塩あずき味」常温と冷温食べ比べてみた
2018年6月30日(土)10時0分 キャリコネニュース
スナック菓子「わさビーフ」などで知られる山芳製菓が6月25日に発売した「ポテトチップス 塩あずき味」が物議を醸している。
同商品はアイスクリーム「あずきバー」などを販売する井村屋との共同開発で、スナック菓子では中々見られない「ポテトチップを冷やして食べる」という食べ方を提案している。この新しい食べ方に、発売前からツイッターでは
「ポテチを冷やす…だと!?」
「どんな味なんだろー」
などの声が寄せられていた。実際「冷やしたポテトチップ」はどのような味になるのだろう。キャリコネニュースは24時間、冷凍庫で冷やしてみた。
いのちみじかし食せよ「あずポテ」 一瞬のひんやり感を味わい尽くせまず普通に常温状態で食べた。袋を開けると、甘い香りが漂った。しかし口にすると、香りほどの甘さはない。筆者はあまり「あずき」っぽさは感じられず、どちらかというと「さつまいもチップス」のような味に思えた。
しかし塩気が優しい甘さを引き立てており、「甘い」と「塩っぱい」を楽しみながら、延々と食べられそうだ。さらに「糖分」と「塩分」をダイレクトに摂っている気になれるので、これと一緒に水をたくさん飲めば熱中症対策になりそうな気がしないでもない。
続いて24時間冷やした状態のもの。ポテチがひんやりしている。口の中に入れると、冷やしたほうが「ポテト」っぽさをより強く感じた。口内でポテチが温められた頃、後追いで甘さがやってくる。
また常温は「あずきというよりさつまいもみたい」だったが、冷やすと「言われてみればあずき」と思える味わいだった。ただ、ポテチが薄いからか冷やしても比較的すぐに「常温ポテチ」に戻ってしまうことが難点。ポテチのひんやり感を楽しめる時間は、かなり短い。
裏面に小さく「本品は冷凍庫で24時間冷やしていただくと美味しく召し上がれます」この商品、パッケージに「冷やして食べる!?」と書いてあるものの、表面には詳しい冷やし方が書かれてはいない。裏目面に小さく「本品は冷凍庫で24時間冷やしていただくと美味しく召し上がれます」と書かれているだけなので、注意が必要だ。
ただ冷凍でも常温でも絶妙な甘じょっぱさがたまらず、ついつい手が進んでしまう。思えば今夏は「平成最後の夏」。やはり冷たいポテチが楽しめる一瞬ほどの時間でも、楽しんで過ごしたい。この夏はポテチを24時間冷凍庫に入れ、食べる瞬間のほんの僅かな「冷」を味わってみてはいかがだろう。