ワインだけじゃない、食の王国山梨! 甲府市で食育推進全国大会開催

7月3日(水)14時0分 OVO[オーヴォ]

「第3回食育活動表彰」で農林水産大臣賞に輝いた山梨県立ひばりが丘高校うどん部の皆さん。左は審査委員長の中嶋康博・東京大学大学院農学生命科学研究科教授=第14回食育推進全国大会inやまなし。

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 昨今の「日本ワイン」の人気でブドウ用苗木が不足している。ワイナリーめぐりのワインツーリズムで町おこしを図る動きも各地で盛んだ。ワインツーリズム先進地のワイン王国と言えば、日本一のワイナリー数を誇る山梨県だが、同県はワイン以外の食に関する取り組みもなかなか活発だ。

 山梨県甲府市で6月29、30の両日開かれた「第14回食育推進全国大会inやまなし」では、農林水産省が優れた食育活動を称える「第3回食育活動表彰」事業で日ごろの活動が評価されて受賞団体に選ばれた山梨県内の山梨県立ひばりが丘高校うどん部(ボランティア部門、農林水産大臣賞)と山梨学院短期大学(教育関係者・事業者部門、消費・安全局長賞)が、それぞれ活動内容を発表した。

 ひばりが丘高校うどん部は、店舗の後継者難で存続が危ぶまれる地元富士吉田市の郷土料理「吉田のうどん」を守るため、高校生自ら吉田うどんの担い手となるべく「吉田のうどん店」を開店。山梨学院短期大学は、地元の小学生が絵に描いた“夢のケーキ”をパティシエを目指す学生が本物のケーキにしてプレゼントしている。

 受賞について、ひばりが丘高校うどん部は「大変うれしい。吉田のうどんの取り組みはまだ発展途中、ゴールははるか先」と語り、山梨学院短期大学は「地域の食育活動は学生たちの貴重な学びの場。今後も一層、地域とともに食育の推進に努めていきたい」と話す。

 第3回食育活動表彰の審査委員長を務める中嶋康博・東京大学大学院農学生命科学研究科教授は、うどん部の活動について「県内外の幅広い世代に対し魅力を発信することで食文化の継承に大きく貢献した」と評価する。

 会場ではほかに、料理研究家の服部幸應氏らが参加した「やまなしの食を考える」シンポジウムや山梨の郷土食の試食会、山梨県産食材を使った親子料理教室など食に関するさまざまなイベントが2日間開かれ、ワインだけでない山梨県の多彩な食の魅力を発信していた。

 山梨県の団体以外の「第3回食育活動表彰」の受賞者は次の皆さん。

【ボランティア部門】農林水産大臣賞=洋野町食生活改善推進員協議会(岩手県)、おかず味噌汁健やか力向上委員会(青森県立保健大学、青森県)▽消費・安全局長賞=浜田市食生活改善推進協議会(島根県)、北九州市八幡西区食生活改善推進員協議会(福岡県)、薬膳・食育ボランティア部(中村学園大学、福岡県)、石川県立看護大学垣花渉ゼミ(石川県)、特定非営利活動法人・食育ママ(山形県)、大府市健康づくり食育推進協議会(愛知県)

【教育関係者・事業者部門】農林水産大臣賞=気まぐれ八百屋だんだん(東京都)、 有限会社蔵王マウンテンファーム(山形県)、大阪いずみ市民生活協同組合(大阪府)、元気さばえ食育推進会議(福井県)▽消費・安全局長賞=学校法人睦美学園・睦美幼稚園(京都府)、読谷村漁業協同組合(沖縄県)、大分農業文化公園(大分県)、株式会社ウオロク(新潟県)、神奈川・食育をすすめる会(神奈川県)、東松島市食育推進協議会(宮城県)、平戸市食育推進会議(長崎県)

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