サッと線路転落の子ども救助、勇敢な行動が評価され念願の仕事得る。

7月4日(水)11時39分 ナリナリドットコム

米ニューヨークで先日、赤ちゃんが乗ったベビーカーが風に煽られ、駅のホームから線路に転落する事故が発生した。電車が近付く中、幸いにもそばにいた男性が危険を顧みずに線路へ飛び降り、赤ちゃんを救出。この話は地元メディアで報じられ、男性はヒーローとして注目を集める存在になったのだが、大々的に報道されたおかげで、素晴らしい行動に対する“ご褒美”もあったそうだ。

米紙ニューヨーク・ポストやニューヨーク・デイリーニュースなどによると、事故はニューヨーク市地下鉄のヴァン・シックレン・アベニュー駅で、6月26日午後12時40分頃に発生。4人の子どもを連れてホームで電車を待っていた母親のもとから、9か月の男の子を乗せたベビーカーが風に煽られ、線路上に転落した。すでに電車が駅に進入し始めていた中、近くにいた30歳の男性デルロイ・シモンズさんが素早く線路へ飛び降りると、男の子を連れ「安全な場所へ」(米放送局ABCより)移動。男の子は額に切り傷を負っただけで済み、事無きを得た。

男の子を助けた勇気ある行動は、両紙を通じてほかのメディアでも紹介され、シモンズさんは米国中で大きな注目の的に。各メディアの取材に応じた彼は、自分が1年前から失業中の身で、事故のときは「仕事の面接でJFK空港に行く途中だった」と説明。称賛の声が集まる行動に対しては、自分も2人の子を持つ身として「同じような状況になったら、自分も周りに期待するであろう行動をしたまで」と謙虚に話している。こうした彼の姿勢に感動を覚えた人は少なくなかったようで、事故の翌日からは「援助したい」とする寄付の申し出や、仕事のオファーが「多数」舞い込んで来たそうだ。

そして、寄せられた数ある仕事の中から彼が選んだのは、当日行くはずだったJFK空港の仕事。ただ、当日面接する予定だった会社とは別の、清掃作業を行っている会社で働くことにしたという。採用を決めた清掃会社の責任者は、報道で彼の行動を知って「人格を大いに物語る」(ニューヨーク・デイリーニュース紙より)と高く評価。そこで、通常の新規採用者よりも好待遇のオファーを出し、その待遇に彼も納得したようで、6月28日に雇用契約を結ぶと、彼は責任者に向かって「ありがとう」と何度も繰り返したという。

こうして望んでいた仕事を得たシモンズさんは、その足で助けた男の子が入院する病院へ直行。救出以来の再会を果たし、母親からお礼の言葉を受け取った彼は「男の子が元気で良かった」と応じ、和やかな雰囲気で会話を交わしたようだ。結果的に、男の子を助けた行動から人生の道も切り開いたシモンズさん。これから始まる仕事には「興奮している」とやる気を漲らせており、持ち前の行動力で大いに会社の期待に応える働きぶりを見せてくれるに違いない。

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