国家公務員総合職、教養区分の受験案内を公表…人事院

2024年7月4日(木)13時45分 リセマム

国家公務員試験採用情報NAVI

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人事院は2024年7月2日、2024年度国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)教養区分の受験案内を公開した。7月26日から8月19日まで、インターネットで申込みを受け付ける。第1次試験は9月29日、第2次試験は11月16日・17日または23日・24日、最終合格発表は12月12日。

 国家公務員採用総合職試験は、政策の企画・立案・調査・研究に関する事務をその職務とする係員の採用試験。教養区分は、専攻分野にとらわれない広範な見識を有する学生や外国の大学の卒業者など多様で有為な人材確保に資するよう、企画立案に係る基礎的な能力の検証を重視した試験区分となる。

 専門試験はないが、幅広い教養や専門的知識を土台とした総合的な判断力・思考力を判定するための「総合論文試験」、企画力や建設的な思考力・説明力などを判定するための「企画提案試験」が課される。企画提案試験は、事前に提示される資料の内容を理解したうえで試験に臨む必要がある。企画提案試験の参考文献や資料などは、事前に国家公務員採用情報NAVIに掲載される。

 受験資格は、1994年4月2日から2005年4月1日生まれで、大卒または2025年3月卒業見込み、もしくは同等の資格があると人事院が認めた者。採用予定数は、8月上旬に人事院Webサイト(国家公務員採用情報NAVI)に掲載予定。

 試験日程は、インターネットによる申込受付期間が7月26日午前9時から8月19日。第1次試験が9月29日、第1次試験合格発表が10月16日。第2次試験が11月16日および17日、または11月23日および24日のうち、いずれか指定する連続した2日間。最終合格発表は12月12日午前9時。

 試験種目は、第1次試験が総合論文試験と基礎能力試験(多肢選択式)。第1次試験合格者は、基礎能力試験の成績によって決定する。第2次試験が企画提案試験、政策課題討議試験、人物試験。また、英語試験として、外部英語試験を活用し、スコアなどに応じて総得点に加点する。

 試験地は、第1次試験地が札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、那覇市の9都市。第2次試験地は、さいたま市、東京都、大阪市。

 2023年度国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)教養区分では、申込者数4,014人に対し、第1次試験受験者は2,531人、第1次試験合格者は621人、第2次試験受験者は576人、最終合格者は423人、最終合格者数のうち女性は138人だった。

 国家公務員試験採用情報NAVIでは、試験の詳細をはじめ、2023年度の試験問題や合格点・平均点なども掲載している。

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