「あごこり」口の中に指3本入らなければ顎関節症の可能性

7月5日(金)16時0分 NEWSポストセブン

肩こりや腰痛、あごをほぐすと良いかも

写真を拡大

 厚労省『歯科疾患実態調査』(2016年)に基づいた推計によれば、「口を開くときに“カクッ”といった音が鳴る」「痛みを感じる」など、あごのトラブルによる症状を抱える「顎関節症」の患者数は推定1900万人とされる。


 歯科医らが組織する日本顎関節学会も2018年に『顎関節症治療の指針』と題する治療ガイドラインを初めて作成した。その内容は、6月12日放送の『ガッテン!』(NHK総合)でも紹介され、顎関節症の原因はあごの筋肉の“こり”であると解説、大反響を呼んだ。


 この、“あごのこり”の影響は「肩」や「腰」など、他の部位にまで及ぶという。では、自分のあごの状態はどのようにチェックすればいいのか。


 顎関節症治療の第一人者で、元東京医科歯科大学歯学部附属病院顎関節治療部部長の木野孔司・歯科医師はこうアドバイスする(以下、「」は木野氏)。


「口が縦に4cm以上開かなかったり、開いても痛みを伴ったりする場合には、あごの筋肉がこって顎関節症を発症している可能性が高い。人差し指、中指、薬指の3本を縦に並べて、第二関節まで口に入れば正常です(別掲図)」


 こりをほぐすには、上下の歯が接してしまう“悪習慣”を改める必要がある。


「『歯を離す』『リラックス』などと書いた紙を10枚以上用意して、家中に貼ってください。パソコンのモニター横などもいい。貼り紙に気づいた瞬間に口を開け、深く息を吐き出しながら、全身の力を抜きます。毎日コツコツ、『あごの力を抜く』ことを習慣づける。これまでの診療経験からいえば、平均2か月程度で症状が改善できます」


 原因を解消しつつ、「あごのストレッチ」でこりをほぐしていく。


「指を使って下あごを引き下げて、口を少しずつ開けましょう。1回10秒、1日4回、毎食後と入浴中に行なってください。あごの筋肉のストレッチになります。


 効果的なマッサージもあります。エラのあたりにある『咬筋』と、こめかみのやや後頭部側にある『側頭筋』を揉んでください。指を3本揃えて、ゆっくり押さえつけながら、『の』の字を描くように指圧する。1回10秒、1日4回からトライしてください」


 まずは指が何本入るか、口を開けてチェックしよう。


※週刊ポスト2019年7月12日号

NEWSポストセブン

「関節」をもっと詳しく

「関節」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ