火星からの絵ハガキかな？　「異星情緒」がハンパないけど...実は「福島県の風景」です

2022年7月6日（水）18時24分　Jタウンネット

異国情緒......というより「異星情緒」あふれる写真が、ツイッター上に投稿された。

こちらは、東京都在住のツイッターユーザー・Ryota（＠RyotaKawaguchi）さんが2022年7月4日に投稿した写真。

高くそびえる山々を背景に、広い荒野の真ん中を1本の道路が走っている。雲の切れ間から差し込む陽の光の具合も相まって、まるで火星かどこかの景色のように錯覚してしまいそうだ。

雄大な光景に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「かっこよすぎます！」
「ロケーション最高すぎますね！！　雲の影？もいい感じの味になってますね」
「海外みたいというか、月面や火星のようにも...」

ここは一体、どこなのか。Jタウンネット記者は4日、写真についてRyotaさんに詳しい話を聞いた。

とにかく風が強かった

Ryotaさんによると、写真に映っている道路は通称「磐梯吾妻スカイライン」。道路の上、ちょうど白い車のすぐ前には「標高1500m」の文字が書かれている。周りに広がるのは、浄土平と名付けられた湿原だ。

「知り合いのSNSの投稿でここの写真を見かけて自分も撮ってみたいなと思っており、ある日ちょうど友人と吾妻小富士での星撮影に行く機会があったので、撮影が終わった日の朝に撮影しました」（Ryotaさん）

撮影したのは21年5月8日。当時、現場の空には雲が多かった。しかし、雲のすき間から差し込んだ光が道路を走る車にちょうど当たってくれて、理想的な写真を撮ることができたという。

ただ、撮影当日はとにかく風が強く、「道路に車が走っている様子を写真に入れたくて待っていたのですが、姿勢を保つのがつらかった記憶があります」と振り返る。

辛抱の末に撮影できた光景について、Ryotaさんは

「（投稿の）コメントにも書かせていただいた通り、海外のような景色が広がっており、すごくかっこよかったです。福島に行かれる際は是非訪れてみてほしい場所の1つです」

とコメントしている。