青森の誇り『イギリストースト』を人生で初めて食べてみた / 実は東京でいつでも買える

2024年7月6日(土)9時0分 ロケットニュース24

九州の「ブラックモンブラン」や北海道の「ソフトカツゲン」など、その土地その土地に根付くソウルフードの数々。本州の最北端・青森県のソウルフードとして有名なのが『イギリストースト』である。

当サイトでもこれまで何度か『イギリストースト』についてご紹介しているが、私自身はこれまで1度も食べたことはもちろん、実物を見たこともなかった……のだが。え、都内でもこんなに普通に買えちゃうの?

・青森のソウルフード
青森県のソウルフードとして名高い、イギリストースト。同商品は「株式会社工藤パン」が製造する菓子パンで、販売開始から55年以上の歴史を持つ超ロングセラー商品である。

パン大好き、菓子パンも大好きな私としては「いつか食べてみたいな〜」なんて思っていたのだが、日持ちがしないため県外にはあまり流通していないんだとか。……が、つい先日、私は予期せぬ形でイギリストーストと出会ったのである。

・都内にて
それは別の取材を終えて、飯田橋周辺を歩いているときのこと。ふと目をやると「あおもり北彩館 東京店」なる文字を発見した。どうやらこちらは青森県のアンテナショップのようだが、店内を散策していると……

こ、これは……

意外と普通に売ってやがる……!

そう、あおもり北彩館では恒常的にイギリストーストを販売しており、なんなら大人気定番商品のようだ。価格はいずれも1つ216円なので地元価格よりはやや割高らしいが、それでも常にソウルフードが購入できる環境は貴重だ。

そうか、これが念願の『イギリストースト』か。こんなところでバッタリ会ってしまうとは、もしかしたら運命なのかもしれない。というわけで、全5種類を購入し人生初の『イギリストースト』を食べてみることにした。

・食べてみた
さて、イギリストーストは複数の味があるとのことだが、今回購入したのは「通常」「スペシャル」「南部せんべい入りピーナツクリーム」「チョコスプレー&チョコホイップ」「小倉&マーガリン」の5種類である。

まずは基本形の『イギリストースト』から食べてみると、あらま! 美味しい!! パンの中はマーガリンとグラニュー糖がサンドされており、ジャリッとした食感が絶妙! 甘さとマーガリンの濃厚さのコンビネーションも完璧すぎる!!

青森県民はこんなにウマいものを食ってるのか……と感動しつつお次の「スペシャル」へ。スペシャルはジャリッと感がアップした商品のようだが……おや? 美味しいのは美味しいけどノーマルの方が美味しいような……?

初見なので「食べ慣れてる」等の感覚は無いハズなのに、それでも通常のイギリストーストの方が美味しく感じたのは気のせいだろうか? 1つだけ言えることは「ジャリジャリしまくっていればいいわけでもないらしい」ということだ。

またその他の味も通常のイギリストーストを超えるものは無かった。唯一「南部せんべい入りピーナツクリーム」だけがシナッとした独特の食感が印象的ではあったが、やはり「ノーマルが飛びぬけてウマい」という印象である。

・究極のバランス
あくまで仮説であるが、通常のイギリストーストは55年以上の歴史を経て “黄金比”を手に入れているのかもしれない。完璧すぎるバランスは、まさに工藤パンと青森県民が作り上げたものと考えるのが妥当だろう。

知り合いの青森県民も「シンプルなのが1番ウマいですよ」と言っていたが、まさしくその通り。人生で初めてのイギリストーストは、週4で食べたいほど最高に美味しい菓子パンであった。

とにもかくにも、飯田橋に行けばいつでもイギリストーストが買える! そしてシンプルなイギリストーストは激ウマ!! 青森に縁がある方はもちろん、これまで無かった方もぜひご記憶いただきたい。

・今回訪問した店舗の情報
店名 あおもり北彩館 東京店
住所 東京都千代田区富士見2-3-11 青森県会館1階
時間 10:00〜19:00 土日祝10:00〜18:30
定休日 不定休

参考リンク:工藤パン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.

画像をもっと見る

ロケットニュース24

「イギリス」をもっと詳しく

「イギリス」のニュース

「イギリス」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ