生涯シンガー、小坂忠「がんも良き経験」と振り返る

7月6日(金)16時0分 NEWSポストセブン

”生涯シンガー”の小坂忠

写真を拡大

 グラビア写真界の第一人者、渡辺達生氏(69)が“人生最期の写真を笑顔で撮ろう”とのコンセプトで立ち上げた『寿影』プロジェクト。渡辺氏は、自然な笑顔を引き出すべく、撮影する人に「一品」を持ってきてもらって、それにまつわるエピソードを聞きながら撮影する。


 シンガーソングライターの小坂忠(69)が持ってきたのは、一度は手放し、20年ぶりに手元に帰ってきたギター「ギブソンJ-501」。


「ソロ活動を始めた時からいつも一緒で、これで多くの曲を作った。僕にとっては、音楽活動を共に歩んだ大切なギターでした」


 手放した一因は愛娘の大火傷。教会で回復を祈り続けたのを機に、クリスチャン、牧師となり、ゴスペルシンガーへと転向。結果、経済的に困窮して売ったのだ。それが20年ぶりのライブツアー前、“忠さんが戻って来るなら、あのギターが必要”と持ち主が快く返してくれたのだ。


「まさに奇跡と感謝したよ」


 昨年、ステージ4の大腸がんが見つかり、大手術をして復活。それも良い経験と語る。


「人生の終わりを意識することができた。終活はリハビリを兼ねて歌うことだね。元気に歌う姿が、同じ病の人たちの励みや希望になれたらうれしい」


 今も20代と同じキーで歌えるのが自慢。愛するギターと共に“生涯シンガー”を全うする。


【プロフィール】こさか・ちゅう/1948年東京都生まれ。R&B、ゴスペルシンガー、作曲家、牧師。1969年『エイプリル・フール』結成。和製R&B『HORO』を始め、傑作多数。ライブを7月8日に東京・代官山にて、9月5日にビルボードライブ大阪にて開催。


◆撮影/渡辺達生、取材・文/スペース リーブ


◆小学館が運営する『サライ写真館』では、写真家・渡辺達生氏があなたを撮影します。詳細は公式サイトhttps://serai.jp/seraiphoto/まで。


※週刊ポスト2018年7月13日号

NEWSポストセブン

「グラビア」をもっと詳しく

「グラビア」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ