森のアロマ感じる天然杉100%の線香、100年前と同じ製法で作り続ける職人の想いとは?

7月6日(土)13時0分 TOKYO FM+

吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。今回の放送では線香製造メーカー「駒村清明堂」5代目当主の駒村道廣さんにお話を伺いました。


天然杉100%で作られている「駒村清明堂」の線香



100年前と同じ作り方で、「線香」を作っている職人が茨城県にいます。材料は、杉の木の葉っぱだけ。葉っぱを粉にするために使う道具は、なんと、水車です。原料、設備、動力……すべて自然の恵みに頼って作る、杉100%の線香です。

使うのは、秋・冬・春にかけて、山から採ってきた杉の木の葉。樹齢の浅い木だと粘りが足りないので、樹齢50年以上のものだけを選抜して使います。

まず、採ってきた杉の葉を束にしてゆっくり乾かします。次に、水車の力を利用して細かく砕いていくのですが、この作業も実にゆっくり。杉の葉の香りが飛ばないように、1日半から2日かけて、じっくりと粉状に仕上げていくのです。


粉砕に使われる水車と、乾燥中の杉の葉(写真奥)



江戸から明治にかけておこなっていた、昔ながらのこの方法で線香を作っているのは、
「駒村清明堂」。5代目当主の駒村道廣さんにお話を伺いました。

「うちの場合は、昔から変わらず、水車の力を利用して粉を作っています。ゆっくり作るところがポイントで、良い香りが残るのがいちばんの特徴です。自然のなか、緑あふれるなかにいるような感覚を味わってもらえればいいなと思いますし、ものすごいスピードの時代のなか、ゆっくりとした時間を作る、ひとつのものとして使ってもらいたいと考えています。」

山に入って葉を採るのも、粉まみれになり、時間をかけて葉を粉砕するのも重労働。まわりの人からは大変だと思われるような仕事ですが、駒村さんは大変だとは思っていないといいます。

「これまでの100年と、これからの100年を考えると、これをいつまで続けられるかどうか、それは自分だけの問題ではありませんよね。その時代、その時代の人が、いいものだと思ってくれるもの。そういうものを作っていけたらと思います」

天然杉100%のお線香。水車を回しながら、ゆっくりとゆっくりと杉の葉を粉にして作られていくその香りは、森そのもの。慌ただしい日々の中、大自然に身をゆだねるような、“香”の時間を作ってみるのはいかがでしょうか。

<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55〜14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php

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