酒代のために誘拐を自作自演、“身代金”が安すぎてすぐにバレる。

7月7日(月)14時25分 ナリナリドットコム

世界を見渡してみると、誘拐の自作自演事件がたびたび報告されているが、中には本当に下らない理由で起こされているケースもある。中国ではこのたび、ひとりの男が誘拐事件を自作自演。それは、酒代欲しさに行ったことだったという。

中国紙銭江晩報などによると、この一件は6月19日のこと。その数日前、浙江省台州市玉環県に出稼ぎに来た夫婦の彭さんと鄭さんは、それぞれ同地の工場とレストランで仕事に就くことになったそうだが、夫の彭さんは工場の仕事が大変辛いと感じ、たった1日で働きに行かなくなってしまった。

そして19日のお昼ごろ。妻の鄭さんが仕事を終えて家に戻ると、夫の姿がこつ然と消えている。電話をかけてみるも、夫の携帯は電源が切れていてつながらない。夫は夜になっても戻らず、相変わらず電話もつながらないことから、鄭さんは気が気でない状態だったという。

そして翌日の早朝。鄭さんに知らない電話番号から1通のSMSが入る。そこには「あなたの夫と私は車を運転して人にぶつかってしまい、今は人の家に監禁されている。何とか脱走の方法を考えている」といった内容の文面。鄭さんはすぐに返信して状況を伺おうとするが、返事はなかった。

すると昼ごろに再びSMSが送られてくる。今度は「一刻も早くこの口座に1,000元(約16,000円)を入金してください。今晩は(監禁している人間の)妻の誕生日です、逃げ出すチャンスはある。くれぐれも警察には通報しないでください」と記されており、たまらず鄭さんが電話をかけてみたところ、夫の声で「19日、ある工場に仕事を探しに行ったところ気を失い、気付いたら知らない場所だったんだ」という言葉が返ってきたそうだ。

電話はその後すぐに切れ、何度も何度もかけなおしてみたがそれ以上の応答はなく。鄭さんは悲しみに暮れ、我慢も限界に達してしまう。「通報しないように」と忠告されていたもののほかに手段はなく、ついに警察に相談することにしたそうだ。

しかし、鄭さんから事情を聞いた警察は、この誘拐事件のおかしな点にすぐに気付いた。まずひとつは、最初は「車でぶつかって監禁された」と言っていたのに、次に「工場で気を失って」とある。もうひとつは、誘拐されたというのに、その身代金がやたら安い点だ。

そして調べを進めていくうちに、鄭さんの夫はある1軒のホテルに滞在している可能性が強まり、駆けつけてみたところ、やはりそこには彭さんの姿が。監禁されているどころか、ひとりのんびりとテレビを見ていたそうだ。

問いつめられた彭さんはすぐに今回の誘拐事件が自作自演であることを白状したが、1,000元という“格安”の身代金に関しては「妻もお金を稼ぐのは大変で。それに貯金だってあまりない。私はただ酒代が欲しかっただけなんです」と申し訳なさそうに漏らしたという。


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