醍醐虎汰朗&三浦宏規がハク、夏木マリ&朴ロ美が湯婆婆役 舞台「千と千尋の神隠し」
2021年7月8日(木)18時0分 シネマカフェ
今回発表されたメインキャラクターも、いずれもWキャスト。
千尋を陰ながら支える、湯屋で湯婆婆の下で働く謎の少年・ハクを演じるのは、『天気の子』で主人公の声を担当した醍醐虎汰朗と、ミュージカル「刀剣乱舞」「レ・ミゼラブル」などに出演する三浦宏規。
醍醐さんは「多くの方々に愛して頂ける作品になるよう原作に最大限のリスペクトをもって、役に向き合い寄り添っていきます」と意気込み、三浦さんも「この偉大な作品に恥じることのないよう、僕自身真摯に向き合い皆様にお届けする日を心より楽しみにしております」とコメント。
金を手から出す謎の男、カオナシ役は、ダンサーの菅原小春と辻本知彦。菅原さんは「I LOVE YOU」と一言。辻本さんは「夢のようです」と喜びを語っている。
また、湯屋で働く娘で、千尋に仕事を教える面倒見のよいリン役には、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆと、元宝塚歌劇団星組トップ娘役の妃海風に決定。
生粋のスタジオジブリファンだという咲妃さんは「何ものにも代え難い喜びです!それと同時に、あの世界が一体どの様に舞台化されるのだろう…とドキドキもしています」と心境を明かし、妃海さんは「この舞台もどういうものになるのか私自身想像もつきませんが、あの大好きな世界で、思う存分リンとして生きていきたいと思います」と語る。
湯屋のボイラー室を取り仕切る釜爺役には、俳優や監督、ナレーターとマルチに活躍する田口トモロヲと、現在「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」にレギュラー出演中の橋本さとし。
「どんな舞台になるのか興味津々」と期待を口にする田口さんは、「はたして本番までに釜爺の6本腕を生やせるかどうか、御覧ください」と話し、橋本さんも「千にとっての『足長おじさん』的存在であり、大人の男像として憧れる釜爺を演じるチャンスとトライを与えて頂けたことは役者冥利に尽きます。次に演出のジョンと会う時までに、腕をあと4本生やしておきますと約束をしてしまった…大丈夫かなぁ。まぁ、やってみるしかありません!」とコメントしており、伸縮する6本の腕を操る蜘蛛のような姿が、舞台ではどう表現されるのかも注目のようだ。
そして、湯屋を経営する強欲な魔女・湯婆婆と、双子の姉で心穏やかで思慮深い銭婆役には、アニメーション映画でも湯婆婆/銭婆の声を担当した夏木マリと、声優であり、舞台でも活躍する朴ロ美。
夏木さんは「実際に『油屋』で働けるなんてなんということでしょう!あれから20年、舞台として世界に発進していく現実は夢のようです」と喜び、「まだ見ぬ世界への好奇心と不安と期待でいっぱい」だという朴さんは「少女のような心を持ちながら、待ち構えるこの新たな世界へ没入し、湯婆婆と銭婆と三人四脚でゴリゴリ噛み砕いていこうと思います」と意気込みを語った。
舞台「千と千尋の神隠し」は2022年2月・3月帝国劇場にて、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋にて上演予定。