参院選「投票予定」学生65%…投票しない理由は?

2022年7月8日(金)10時45分 リセマム

参議院選挙2022への参加・投票意志

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参議院選挙の投票に65%の学生が参加意思を示していることが、ガロア「ガクセイ協賛」の調査結果より明らかになった。一方、投票しない理由は、「住民票を移していない」が最多だった。

 調査は、ガロアが提供する大学生専門の協賛プラットフォーム「ガクセイ協賛」に登録する全国約600校の学生を対象に実施。4年制・短期大学・専門学校を含む学生454名の回答を得た。調査期間は、2022年6月24日〜28日。

 現在、参議院の選挙戦が行われていることを知っているか聞いたところ、「知っている」89%、「知らない」11%。興味関心について、「非常に興味関心がある」15%と「興味関心がある」39%の計54%は関心があり、「あまり興味関心がない」37%と「まったく興味関心がない」7%の計44%は興味関心がないと回答した。認知度は高いものの、約半数は興味関心がないことがわかった。

 7月10日の投票に行く予定か聞いたところ、「必ず行く」31%と「行くつもりでいる」34%の計65%が参加意思を示した。一方、「行くかどうかわからない」21%、「行かない予定」14%だった。なお、過去の参議院選の年代別投票率等を加味すると、投票率65%はかなり高い数値だ。

 投票予定と回答した人に投票に行く理由を聞いたところ、「自分には選挙権があり投票するのは当然のことだから」が73%ともっとも多かった。一方、「若い人の意見を投票で届けたい」44%、「選考の結果が自分や自分の回りに影響すると感じているから」19%、「支持している政党・候補者があるから」9%といった、自らの考えを持ち日本をより良くするために、主体的に選挙に参加する意見は半数にも満たなかった。

 投票しない予定と回答した人に理由を聞いたところ、「住民票を移しておらず今の住所では投票できない」が36%ともっとも多かった。大学生の中には、大学進学をきっかけに引っ越したものの、住民票を移さない人もいる。若年層にも「不在者投票」の認知を広げていくことで大学生の選挙への参加率を高められるだろう。

 住民票の理由の他、「政治に興味関心がないから」28%や「支持している政党や候補者がないから」25%、「面倒だと感じるから」20%といったネガティブな意見も集まった。

リセマム

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