思わず二度見、青すぎる「コアラのマーチ」が登場! あの有名キャラに見えるのはなぜだろう
2024年7月10日(水)19時0分 ロケットニュース24
そんなコアラのマーチは、なんとブランド誕生から40周年。読者よりも年上かもしれない。
アニバーサリーイヤーのこの夏、史上初だという新フレーバーが登場。きっと○○産□□使用とか、全国で限定○○個とかスペシャルな味なんだろう。
と思ったら……見慣れた姿が全身タイツでも着たみたいに、なんだか青くなってるよ!
・「コアラのマーチ<ソーダフロート>」(参考価格:税込151円前後)
新発売になったのは、その名もソーダフロート味。夏らしいのは結構だが、フーセンガムのような人工的な青さが気になるパッケージだ。
幼少期から何度も何度も繰り返してきた動作だから、なにも考えずに反射的に開けてしまう。
開封と同時に、ブワッとただようラムネの香り! 想像よりもずっとソーダ感がある。
……うぉっ!
たしかに青い!
前面は印刷の関係か茶色っぽいのだけれど、裏側はスカイブルーというツートーン。
このフォルム、ふんわりしたパステルカラー……なにかに似ている。絶対にどこかで見たことがある。ヒトデのような、ゆるキャラのような……
……青カービィだ!!!!
ちなみに水色のビスケット生地はロッテ史上初だという。そりゃそうだろう。
水をさすようで(水色だけに!)悪いが、赤や黄色やオレンジのような暖色が食欲を増進させるのに対し、青や紫は血圧が下がり、食欲を減退させると言われる。“ダイエット色” と呼ばれるほどで、食べ物を美味しそうに見せない色なのだ。そこをあえて攻めてくるロッテ!
一体どうしたのかと思ったらマーチくんの友達 “いたずらツインズの「ドレミくん」と「ミレドちゃん」のしわざ” らしい。なぁんだソレナラ仕方ナイ!
水をイメージするから「飲み物」はアリだが、真っ青なクッキーやビスケットやパンというのはたしかに違和感あるな。
食べてみると、食感は温かみのあるビスケットなのに、ガムやゼリーや粒ラムネのような清涼感があるので脳が混乱する! 熱々だという先入観でラーメンをすすったら、実は冷やしラーメンだったときのような違和感!
中に入っているのは「ソーダフロート味のチョコレート」なのだけれど、もっちりとした独特な食感。普段のサラサラのチョコレートとはまったく違う、キャラメルのような濃厚さがある。かすかに歯にくっつく感触も。
なんだかとっても不思議な感じだ。ビスケットなんだけどガムみたいな、コアラのマーチなんだけど知らないお菓子みたいな。
全365種から、おもしろい絵柄を見つける楽しみは健在。型を横向きに使っているユニークな柄を発見した。
今回は「ALLY(アライ)コアラ」や「分別コアラ」など、世相を反映している新柄も追加。
ちなみにパッケージには、もうひとつの秘密がある。「40周年を記念してこれまで明かされてこなかったマーチくんの家族が明らかになりました」だそう。
ママとパパのほか、アルトちゃん、ジャズくんなど音楽にまつわる名前の6人きょうだいが紹介されている。
ギター好きの「ロックちゃん」いいな。自分がある感じがする。オタクしかり、推し活しかり、「誰がなんと言おうと自分はこれが好き!」というものがあるコアラは強い。じゃなくて人間は強い。
食品製造の常識を無視した青々しいビジュアルに、鼻を抜けるソーダ感。忘れられない体験になること間違いなしの「コアラのマーチ<ソーダフロート>」は全国の量販店で販売中だ。ともに40周年を祝いたい。
参考リンク:株式会社ロッテ(ニュースリリース)、コアラのマーチ公式サイト
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
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