ここが鹿児島...だと? エメラルドの海に浮かぶ「東洋の真珠」与論島が美しすぎる
2021年7月12日(月)6時0分 Jタウンネット
「ニューカレドニアの海と思っただろ? これ......鹿児島県なんだぜ......」
沖縄でリゾートホテルの経営・プロデュースを行っている佐々木優弥(@hksh)さんがこんなコメントと共に投稿した、とある島周辺の海の風景が、ツイッターで話題になっている。
それが、こちらだ。

どこまでも広がる透明なエメラルドグリーンの海と、サラサラとした白い砂浜。このまま絵はがきにしてもいいほど、美しい光景だ。
きっと、どこか海外のリゾート地なんだろう......と思ってしまうが、冒頭のコメントの通り、こちらは鹿児島県。
県最南端にある奄美群島のひとつである「与論島(よろんじま)」周辺の海で、れっきとした国内の風景なのだ。
話題になった画像は、与論町役場商工観光課が制作した動画の一部。島周辺の海を上空から撮った映像のほか、海中でのダイビングの様子や、島の文化などを紹介しているのだが......まさか国内でこんな光景が見られる場所があるとは驚きだ。
沖縄であらゆる海を見てきたという佐々木さんも、「与論島の海は日本でも1番きれいであり、世界のビーチリゾートでもトップクラスにきれいな海の色です」と語る。
こちらの海の景色に対し、ツイッター上では、
「てっきり海外だと思いました...!」
「やば...めちゃくちゃ綺麗行きたい」
「沖縄でもワイハーでもなく...鹿児島?(驚)」
と言った声が寄せられている。
どうして与論島の海は、ここまで綺麗なのだろうか。
Jタウンネット記者は9日、与論島観光協会にその理由を取材した。
「東洋の真珠」ともいわれる島

取材に応じた同観光協会の広報担当である里山剛史さんは、与論島の海がこれほど綺麗な理由について、
「与論島は、島全体がリーフ(サンゴ礁)に囲まれた島になっていて、その内側に遠浅の白い砂浜が広がっています。
なので、こうした透明度の高い、綺麗なエメラルドグリーンの海に見えるのです」
と説明した。協会の公式サイトによると、その白い砂浜と透明度の高い海から、「東洋の真珠」とも呼ばれているそうだ。
また、島の東に位置する大金久海岸の沖合い約1.5キロメートルの地点には、春〜夏にかけて中潮から大潮の干潮時にだけ姿を現す「百合ヶ浜」という真っ白な砂浜もあるという。

ツイッターでの反響について、里山さんは、
「現状、与論島の知名度はまだまだ高くありませんが、こうしてSNSなどをきっかけに知っていただけるというのは嬉しいです。
我々としても、今まで一生懸命PRをしてきたつもりですが、これからももっともっとPRしていかなければと思います」
とコメントしている。
「コロナが落ち着いたら行きたい場所」の候補に与論島を加えておくのも良いかもしれない。