小中学生SDGs認知度98%…関心のある目標は?
2022年7月12日(火)9時45分 リセマム
調査は2022年5月24日〜6月19日、小・中学生を中心とする「キッズ@nifty」訪問者を対象に行われた。有効回答数は1,022件。
最初に「SDGs」という言葉を知っているか尋ねたところ、98%の小中学生が「知っている」と回答した。
「SDGs」の目標の中で関心のある項目について、もっとも多かったのは「ジェンダー平等を実現しよう」で、全体の44%を占めた。ついで「人や国の不平等をなくそう」が34%、「平和と公正をすべての人に」が33%という結果となった。
「ジェンダー平等を実現しよう」については、「自分自身が性同一性障害で、実際に生きづらさを感じているから」「いまだに日本は『女子は』『男子は』の風潮が強いし、政治家も男ばっかりだから」等、自分自身や友達がトランスジェンダーで悩んでいる等、実体験をもとにした回答が多く寄せられた。
「SDGs」について学校でどんな学習をしたか尋ねると、「GUやユニクロのSDGsプロジェクトを参考にしながら、『つくる責任 つかう責任』を学んだ」「学校でかるたを作り、NHKの『SDGsかるた』に応募した」等、さまざまな回答が集まった。学校ごとに、趣向を凝らした取組みが行われているようすがうかがえる。
一方、おうちの人と「SDGs」について話した経験については、54%の子供が「ない」と答えており、「ある」と答えた46%を上回る結果となった。
しかし、「SDGs」に関連して「いらない紙や服をリサイクルする」「使わない部屋の電気はすぐに消すようにしている」「エコバッグを使う。あとはゴミや食品ロスを減らしたり、節電・節水も心がけている」等、日常生活の中でできるさまざまな取組みをしていることがわかった。また、「野菜のゴミが出ないような料理を作っている」「食材の賞味期限をまめに確認する」等、おうちの人と一緒に取り組んでいるようすもみられた。
最後に、将来どのような社会になってほしいか尋ねたところ、「LGBTの人が性別を気にしなくても生きられる社会」「ゴミの少ない社会。地球温暖化が進まない社会」「どこの国も平和を尊重し、永遠に戦争が起こらない社会」等、平和や平等、お互いの考えを尊重し合える世の中、自然問題がなくみんなが幸せに暮らしていける未来等、子供たちが思い描く“理想の社会像”が寄せられた。
調査の詳細は、キッズ@nifty「子どものホンネ 調査レポート」にて読むことができる。