緊急事態宣言下の東京五輪に不安の声「やめる勇気も必要」「いまさら止められないからやるようにしか見えない」

2021年7月13日(火)6時0分 キャリコネニュース

東京五輪は「緊急事態宣言下」での開催という、かつてない異例の五輪になりそうだ。キャリコネニュースにも、開催を不安視する読者の声が多く寄せられている。神奈川県の40代男性(ITエンジニア/正社員/年収650万円)は、

「誰がそんなに喜ぶの?"誰得"でやるのかわからない」

と疑問を感じている。引き続き、五輪開催に反対する人の声を紹介していく。(文:コティマム)

「重症者の命を救うこと、困窮している方々を救うことが五輪より重要」


男性は本格的に進む五輪開催の現状に「いまさら止められないからやるようにしか見えない」と語る。

「コロナで誘致が見込めない今、やめる勇気も必要だと思う。そんなに五輪を喜ぶ人がいるのか?」

京都府の50代女性(事務・管理/パート/年収200万円)は「コロナ禍の今、まずやるべきことがある」と訴える。

「今は崩壊している医療体制を立て直し、1人でも多くの重症者の命を救うことや、コロナで失職し生活に困窮している方々を救うことが五輪より重要。政府には五輪開催の納得のいく理由を説明していただきたい」

また静岡県の30代男性(その他/派遣社員/年収300万円)は、

「こんな状況なのに、五輪のために看護師を500人要請したのは明らかにおかしい」

と不満をあらわにした。医療体制が整わない状況で、東京五輪だけを特別視するのは納得がいかないのだろう。

「やる意味がない」

また、五輪開催の意味を問う声もある。大阪府の40代女性(ITエンジニア/正社員/年収700万円)は、「通常の五輪らしい開催ができないのだから、やる意味がない」と語る。

「形を変えてやるならば、フルオンラインで開催してこそ意味があり、また歴史に残る。ただし、IT後進国の日本には成功させられる力はない」

東京は7月12日から4度目の緊急事態宣言下だ。そんな状況で「オリンピック」と言われても……。国民からの厳しい声は、なかなか収まりそうにない。

※キャリコネニュースでは引き続き東京五輪、開催するべき? 中止するべき?のほか「夏のボーナスいくらですか?」やオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。

※アンケート実施概要

■実施期間
5月26日〜
■回答数
522(7月12日時点)
■アンケート対象
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■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
■質問項目
・2021年夏に東京オリンピック・パラリンピック開催が予定されていますが、開催すべきでしょうか?
・その理由を具体的に教えてください(50字以上)

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