群馬の廃校に佇む「二宮金次郎」がブッ飛びすぎてると話題 一体なにごと?制作者に聞いた

2021年7月14日(水)21時0分 Jタウンネット

薪を背負って読書する姿で有名な「二宮金次郎」の銅像。

働きながら学ぶ、勤勉な態度を表現した像はかつて、全国各地の小学校の校庭にも置かれ、児童の手本とされていた。

いまでは多くの学校から撤去され、令和の子どもたちは見たこともないかもしれない。

2021年7月12日、次のようなツイートが投稿され、いま話題となっている。

写真は、読書しながら歩いている「二宮金次郎」のようだが、背中に背負っているのは、どうやら薪ではなさそうだ。

なんだかジェット推進機のような、ロケットのような......。勢いよく噴射しながら、飛び上がっているではないか。

「ここまでブッ翔んでる二宮金次郎は最初で最後だと思う」というコメントが添えられている。

投稿者の「廃校探訪5000件」(@haiko5000)さんのツイートには、6万4000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(7月13日夕現在)。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「物理学の本読んでそうw」
「SF小説を読んでる時の金次郎」
「ページが風圧に耐えられなくなって ペラペラめくれてまうがな」
「ビューンと飛んでく 二宮金次郎」
「鉄人二宮金次郎28号!」
「ジェット二宮金次郎ってwww」

いったいこれは何だろう? 投稿者「廃校探訪5000件」さんと、銅像の作家・飯野哲心さんに聞いてみた。

ロケットを背負った少年と二宮金次郎像が合体!

中之条ビエンナーレは、群馬県吾妻郡中之条町で2年おきに開催される国際芸術祭だ。07年以来、海外作家も含めた多くの参加作家が、地域住民との交流を続けながら開催してきた。

今年も9月11日から10月11日まで、中之条ビエンナーレ2021が開催予定だ。

飯野哲心さんが参加した13年のビエンナーレには、114組の参加アーティストが、町内37か所で展示したという。

「かつて伊参スタジオに訪れたことがある方々が、今回ツイッターに、ご自身で撮った画像をつけてコメントされているのを見て、とても嬉しかったです」(飯野哲心さん)

大学時代お笑い同好会に所属していたという、飯野さん渾身の作品「ジェット二宮金次郎」は、今も見学者の心の中で飛び続けていたわけだ。

Jタウンネット

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