荒らされてなかったことが不思議。エジプトで2000年以上開けられた形跡のない巨大な石棺が発見される

7月14日(土)0時30分 カラパイア

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 盗掘が横行し、荒らされてないものなど何もないと思われていた古代エジプトの遺跡関連だが、なんと、2000年以上開けられた形跡がない巨大な石棺が発見されたという。

 この石棺は黒花崗岩でできており、エジプト、アレクサンドリアのシディ・ガベル地区で発見された。

・アレクサンドリアで発見された石棺の中では最大サイズ

 古代の石棺は、ビル建設の前に実施された標準的な考古学的調査によって発見された。

 石棺が置かれていたのはおよそ4.9メートルの地下で、縦は約2.7メートル、幅が約1.6メートル、高さは1.8メートルほどだ。

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image credit:Egypt Ministry of Antiquities

 年代調査によると、石棺は紀元前306〜紀元前30年のプトレマイオス朝時代に作られたものだそうで、蓋と本体の隙間にある漆喰を見る限り、一度も開けられた形跡がないという。

 また、アレクサンドリアで発掘された石棺としては最大のものであるという。石棺は引き上げられ、中身などの調査が行われる予定となっている。

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image credit:Egypt Ministry of Antiquities

・棺の遺体の主と思われる男性の胸像も発見

 また、そこからは棺の遺体の主をかたどったと推測される雪花石膏で作られた男性の胸像も見つかった。だが状態が悪く人物を判別するのは不可能な状態だ。
 
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image credit:Egypt Ministry of Antiquities

・数々の発見が相次ぐアレクサンドリア

 アレクサンドリアは、ギリシアのマケドニア王であったアレクサンドロス大王が作った都市だ。

 アレクサンドロスの死後は、その部下プトレマイオスの一族が支配し、古代エジプト最後の王朝であるプトレマイオス朝の首都として発展した。

 現在、約500万人が暮らす大都市に成長したために、考古学者からは無視されてきた。しかし、ここ数十年、大都市での発掘調査が入念に行われるようになってきた。



 2005年には、ギリシャの数学者アルキメデスが学んだと伝えられるアレクサンドリア大学の遺跡が発掘された。

 世界七不思議に数えられたアレクサンドリア大灯台のあるファロス島もここの港にある。

 ナイル川の流れと海面レベルの変化により、現在この古代都市の大部分が水没している。

 考古学者はここ15年の間、吸引装置で海底の堆積物や遺物を汲み上げ、様々な石像、石棺、石碑を発見してきた。だがそれでも全体の数パーセントに満たない。

 今後もまだまだ新たな発見が続くことだろう。
 なんだかワクワクしてきたぞ。 

・まだまだあるぞ。古代エジプトにおける10のすごい発見 : カラパイア

References:30-Ton Sealed Black Granite Sarcophagus Discovered in Egypt | Ancient Architects/ written by hiroching / edited by parumo

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