「働くおっさん劇場」誕生のきっかけは? 「夜中の3時に松本と2人で…」

7月14日(日)11時0分 TOKYO FM+

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。7月7日(日)の放送では、株式会社幻冬舎 編集者・箕輪厚介さんが登場しました。


箕輪厚介さん、高須光聖



◆「放送室」作家募集に応募した過去

高須:初めましてですよね?

箕輪:いや、えっと……高須さんは当然覚えていらっしゃらないと思うんですが、僕、「放送室」(松本人志と高須光聖のラジオ番組。2009年3月終了)がめちゃめちゃ好きで。1回、放送作家を募集したじゃないですか。面接までいったんですよ。

高須:本当に!?

箕輪:当然、落ちたんですけど(笑)。あのとき、本当に勘違いしていて……「僕、面白いっすけど」みたいな感じで、ビーサンで行って(笑)。今俺が選ぶ側だったら一瞬で……。

高須:「こいつ、ねーな!」って(笑)。放送作家になりたかったの?

箕輪:最初はそうですね。たまにFAXを送って、読まれて。高須さん、鈴木おさむさんといった放送作家が盛り上がっていたときでもあって。でも、万が一受かっても、僕はAD的なことができないので無理だろうなと思っていました。そこそこの給料をもらいながら、まっとうな道があれば頑張るタイプ。(就職活動は)テレビ局と出版社の正社員しか。

高須:例えば局に入っていたら、ディレクターとか?

箕輪:バラエティを作りたかったです。フジテレビは、最終面接の近くまで行ったんですけど……面接で「好きな番組は?」と聞かれて、「働くおっさん劇場」(※)と言ったんです。

高須:それはアカンわ(笑)。

※フジテレビのバラエティ番組。50代の新しいライフスタイルを探すため、おっさんたちがヨット、乗馬、ジャズ、屋形船合コンなどを提案、実践し、レポートしながら男を磨いていく。

箕輪:本当に好きで! 息ができなくなるくらい笑った経験があります。あと、あれを観たときに狂気を感じたのが……企画書なり、最初の企画会議なりの画が浮かばなかったんですよ。あれは、見えていたんですか?

高須:あれは、夜中の2時半〜3時くらいに楽屋に松本と2人でいて、(テレビで)演歌歌手みたいな人が波止場を歩きまわっているバックに、歌が流れてたのね。で、俺らはこのおっさんが歌ってると勝手に思ってるけど、それが綺麗な、キーが高い声やったら面白いなぁ、それをコントと言わずに、画のダサさも込みで、3分くらいゲリラのように流されへんかなぁって。俺が言ってん。

箕輪:そうなんですね! あの朝5時とかにやる、完全にふざけてる感じ、すごいわかるんですよ。

高須:いいよね、遊んでる感じやんか。

箕輪:僕も、本の業界でそういう感じなんです。要は、みんなが真面目にやっているところに「こんなのどう?」って言って、若い人が熱狂する。たぶん、本当に真面目な人はうざいと思っていると思うんですけど。

高須:でもそのふざけることがカウンターになるからね。いいよねぇ。

◆「ずっと続くわけない」と…

箕輪:聞きたいことがあるんです。僕は今33歳で、20代も30代も共感してくれて、ムーブメントになるみたいな時期。放送作家や芸人の方にもあるじゃないですか。でも、僕はあと1〜2年でそれも終わるし、感性も衰えるし、若い人のムーブメントではなくなる——そこを、どう変化し、生き残っていくのか。

高須:僕、若いころにいろんな人に「才能は枯渇するのか」と聞いてたのね。そのうちの1人が坂本龍一さん。1週間くらいレコーディングで一緒におって、もうそういうことを聞いてもいいかなぁと思って……そしたら、そんな怖い顔する?ってくらい怖い顔で(笑)、「しないよ」って。

箕輪:自分に言い聞かせてる部分もあるんでしょうね。枯渇させない覚悟。

高須:それ以上、聞かなかってん。(立川)談志師匠にも聞いたのよ。そしたら「アイデアは出るけど、集中力がなくなるんだ」と。みんないろんな答えがあるのよね。自分のやってきたこと、もしくは自分のやろうとすることと向き合っているから。そして、どこかでは「こんなのがずっと続くわけない」と思ってるからね。

箕輪:高須さんも松本さんもそうですけど、年齢とともに変えていくから、同じかっこよさが維持できていると思って。

高須:桑田佳祐さんとか、自分のスタイルを残しながら、ちょっとずつ変えて今があると思う。でも、まったく変えず、仙人のように同じことをやり続けてるのは甲本ヒロト。

箕輪:ずっとパンク。狂気ですよね。やっぱり、作品で勝負しているから。

高須:年齢とともに、僕も「作品を作ろう」というふうに。たくさんやるんじゃなくて、好きなことを。勝新太郎さんの「座頭市」とか。

箕輪:圧倒的な1個。秋元康さんの「川の流れのように」とか、僕も欲しいっすよ。あ! 「放送室」で高須さんが言ってた、井上陽水さんの「少年時代」の《風あざみ》っていう言葉が本当はないのも、鳥肌が立ちました。《風あざみ》なんて、絶対あるじゃないですか(笑)!

高須:夏目漱石も使ってるんちゃうか、みたいなね(笑)!

箕輪:発想の狂気性がずば抜けてるなと思いました。

高須:陽水さんとか、遊んでる人はやっぱり遊んでるのよね。何歳くらいで作ったかわからへんけど。

箕輪:読者の方に失礼なんですけど、ファンを振り落とすようなことも何割かやっとかないと、と思います。じゃないと、作っていて「これパターンじゃん」って思っちゃうんですよね。


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<番組情報>
タイトル:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00〜25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組HP:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/

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