大阪・梅田の行列店『豚々亭』の「トンテキ」は味とコスパに厳しい大阪人も認める旨さ!

2023年7月15日(土)10時48分 食楽web


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●大阪・梅田でサラリーマンに人気の『豚々亭』とは? 2つの味を同時に楽しめる「トンテキ&豚生姜焼きセット」を味わってきた。

 安くて美味しいお店が立ち並ぶサラリーマンの聖地「大阪駅前ビル」。大阪・梅田が誇る激安グルメ密集エリアに店を構えているのが、しょう油ベースの甘辛いタレに絡めたトンテキが人気の『豚々亭(とんとんてい)』です。

 牛肉のステーキよりも安くてお腹いっぱい食べられるトンテキは、コスパにうるさい大阪人に大人気。近くに姉妹店『大阪トンテキ』もあり、大阪のトンテキ好きの間では、こってりソース味の”大阪トンテキ派”と甘辛タレの”豚々亭派”に好みが分かれます。

 筆者は豚々亭派。大食いの父に連れられて、子どものころから何度も足を運んでいます。がっつり食べたい人におすすめの「トンテキ&豚生姜焼きセット」をご紹介しましょう。

甘い辛いの無限ループ! 「トンテキ&豚生姜焼きセット」

『豚々亭』は、ランチタイムには行列ができる人気店。この日は平日の15時前に訪れましたが、食券を買っている間にも後ろにお客さんが並び、人気の高さがわかります。

 座席数20席ほどの小さな店内にはサラリーマンやOLさんがほとんどで、皆さんもくもくと食べて出ていくので列の割には待ち時間は少なめ。短いお昼休憩にササッと食べられるのも愛される理由です。


「トンテキ&豚生姜焼きセット」1250円

 カウンター席に座って、ジュージュー焼ける音と甘辛い匂いにお腹を空かせながら待っていると、わずか5分ちょっとで料理が到着しました。

 山盛りの千切りキャベツの横に、ドーン!と巨大なトンテキが鎮座。たっぷりのタレがかかっていて、ビジュアルだけで食欲が刺激されます。反対側には薄切り肉を使った生姜焼き、キャベツの横にはマカロニサラダが添えられています。

 まずはトンテキから一口。食べやすいようにカットされた断面は、ローストポークのようにほんのりピンク色で肉厚です。豚肉とは思えないほど柔らかくぷりぷりの食感で、赤身と脂身のバランスがよく、肉の旨みがギュッと詰まっています。

 二口目はからしをたっぷりつけて。ツーンとした辛さが味のアクセントになるのはもちろん、脂っぽさが抑えられてサッパリと食べられます。

 白飯にのせて一緒に食べれば、この上ない幸せ。しょう油ベースの甘辛タレと柔らかいお肉、白飯が最強の組み合わせなんです。

 続いては、反対側の生姜焼きをいただきましょう。生姜焼きはまろやかで甘みがある味付けで、お肉もやわらかい。お肉の口当たりがいいからこそ、もやしとニラのシャキシャキ感が際立っています。

 生姜はほんのり風味がする程度で、ニラ特有の香りが良いアクセントに。甘辛いトンテキと、やさしい味わいの生姜焼きを交互に食べると、ご飯が止まらなくなります。嬉しいことに「トンテキ&豚生姜焼きセット」はご飯大盛りとおかわりが無料。そこら中から「すみません、ご飯おかわり!」、「大盛りでお願いします」という声が飛び交っています。

豊富な味変バリエーション

 ご飯をおかわりして体制を整えたら、魅惑の味変タイム。テーブルには山椒と七味、柴漬けが置いてあり、店員さんに頼めばマヨネーズと塩こしょうがもらえます。

 筆者のおすすめは山椒。トンテキに振りかけると、爽やかな辛さが鼻に抜けて上品な味わいに。お肉の旨みが引き立ち、ひと味違った美味しさを楽しめます。

 見た目はかなりボリューミーで「こんなに食べきれるのか」と不安になりますが、お肉があっさりしているからか、食べた後も胃に負担を感じません。プラス220円でトンテキを大に、プラス200円で生姜焼きを大に、440円追加すれば両方とも大盛りにできますよ。

まとめ

『豚々亭』は「早い、旨い、多い」の3大そそられるワードが詰まった、地元民に愛される人気店。「トンテキ&豚生姜焼きセット」のほかにも、薄切りの豚肉ともやしを蒸した「水煙蒸し」やスタミナ満点の「豚丼」など、多彩な豚肉料理が揃っています。がっつりお肉を食べたいときは、足を運んでみてください。

(撮影・文◎安達春香)

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