命にかかわる熱中症!うっかり夜間死なないために注意すべきこと

7月18日(火)13時24分 おたくま経済新聞


連日30度以上を超える日が続き、各地で熱中症で救急搬送されたり、亡くなったりする方も増えてきました。そんな暑い夏のある日、ツイッターユーザーのゆきほりさん(@yuki0hori)の「熱帯夜対策 先日テレビでやってた方法試してみましたので感想です(´・ω・) 」という「名探偵コナン」風の漫画による熱帯夜対策のツイートが10万回以上リツイートされ、大きな反響を呼んでいます。



この漫画では、1コマ目で犯人役のアノ黒い人物のセリフで「クーラーと扇風機はタイマーで一時間後に切れるよう設定して寝る 私はこれで完璧だと思ってました」、2コマ目では「死にます ※夜間熱中症で亡くなる方のほとんどはクーラーつけずに寝る方だそうです」とインパクト大の描写が。

そこで登場したコナン風の少年君。クーラーの風を直接体に当てないよう扇風機を上向きに回転させ続けて部屋の空気を流す感じにすると、体が冷えすぎて朝だるくなる事はないよとアドバイス。黒い男も満足「快眠でした」とニヤリ。

冷房をかけて寝た後、起床時に感じる体のだるさは冷えすぎによる血流の悪さから起こります。なので薄いタオルケットなどをかけて調整することで冷えすぎを予防する事ができます。





■熱中症と冷房

暑いのはつらいけどクーラーの風は苦手、という方も案外いらっしゃるかと思います。クーラーが苦手な方は、大概「直接冷たい風が体に当たる」事が苦手なのではと思います。

筆者も実は昔はクーラーが苦手でした。しかし、風通しだけはとてもいいが来る風は熱風、鉄筋4階建ての4階の最上階(エレベーターなし)の部屋に住んでいるとそうも言っていられないのです。身の危険を感じる暑さなのです。今では飼っているネコと子どもの為にもエアコンをずっと付けたままにしています。

ちなみに、平成28年の6〜9月の熱中症による死亡者数は579人(厚生労働省による統計)。今年は暑いのでもっと多くなりそうです。

さらに、熱中症による年代別の死亡の割合でみると家庭での死亡は65歳以上の高齢者が大半を占めています。若い世代では外での仕事によるとみられる熱中症が多いようです。

高齢者での死亡が多いのは、適切な冷房の使用ができていない事に起因しています。

「クーラーなんて付けるのはもったいない」「そこまで暑いと感じない」というのが高齢者の皆さんの理由なのですが、年をとるにつれて熱に対する感度が鈍くなってしまい暑さに対する危険を感じにくくなるのがこの理由の主な原因のようです。

クーラーはぜいたく品ではなく、暑さから身を守るための道具として考えてもらう為に、熱中症で入院したときの入院費用を考えて頂くと分かりやすいかと思います。

月々の電気代は家庭によって違ってくるとは思いますが、それでも入院したときにかかる医療費に比べれば電気代なんて随分安いものです。医療費の出費よりも電気代をケチらずにエアコンを適切に使用する方が節約に繋がるのです。

■熱中症の症状と対処法

<熱中症の症状>

第1段階・めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い

第2段階・頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う

第3段階 ・返事がおかしい、意識消失、けいれん、からだが熱い

この時期に明け方、足がつって目が覚めるという人は気を付けてください。熱中症の第1段階の「筋肉のこむら返り」に当てはまっている可能性があります。

この第1段階の時に速やかに手当てをすれば重症化することなく回復できます。

熱中症かもしれない、と思ったら…

1、エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる

2、衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の回り、脇の下、足の付け根など)

3、水分・塩分、経口補水液※などを補給する ※ 水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの

の応急処置をまず行いましょう。水につけるとひんやりするタオルや保冷剤があるといいですね。

水分は一気に飲まないよう、一口ずつゆっくり飲み込むよう心がけてください。一気に飲んでも吸収されにくい為です。また、エアコンが効いている室内でもなるべくこまめに水分を摂る事で脱水による熱中症を防ぐことができます。普通の水やお茶など塩分が含まれていない飲み物を飲む場合、500mlのペットボトル1本につき塩分タブレットなどを1〜2個一緒に食べておくと水分の吸収もよいのでお勧めです。

第2段階までいってしまった場合、意識があるようなら水分を少しずつ摂りながら病院へ。意識が朦朧としていて飲めそうになければ救急車を呼んでもいいレベルなので速やかに病院へ行きましょう。

第3段階まできてしまった場合、即救急車を呼んでください。命にかかわります。

熱中症は少し意識するだけでも防ぐ事ができる症状です。適切な室温管理と水分補給、日傘や帽子、ひんやりグッズなど熱から身を守るためのアイテムの活用と日ごろの体調管理でこの夏も無事に乗り切りましょう。

<記事化協力>

ゆきほりさん(@yuki0hori)

<参考>

厚生労働省 熱中症予防の為に

厚生労働省 熱中症リーフレット

厚生労働省 熱中症による死亡者数(人口動態)

熱中症ゼロへ

(看護師ライター・梓川みいな)

おたくま経済新聞

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