【なぜ揚げた】てんやの「うなぎ蒲焼きの天ぷら」を食べてみた結果 / うなぎと山椒の相性の良さをかつて無いほど実感した

7月19日(金)21時14分 ロケットニュース24

天丼チェーンの「てんや」が、2019年7月19日から「うなぎの蒲焼きの天ぷら(税込み230円)」を販売開始した。7月27日が土用の丑の日なので、そこにあわせて高まるうなぎ需要を狙ったのだろう。

その姿勢はいい。商機を逃すまいとするのは商業主義的にもすばらしいことだと思う。しかし聞きたい。なぜ揚げた? 素直に蒲焼きでよかったのでは? もしかしたら天ぷらにするほどの理由があったとか? もはや何もかもが謎すぎたので、食べて確認してきたぞ!

・乱心のてんや
まあ、食べる前からいつもの てんや の乱心だろうとは思っていた。ロケットニュースではこれまでも乱心の果てに意味不明な暴挙に走る てんや の謎メニューの数々についてお伝えしてきている。

一応 てんや の名誉のためにも述べておこう。謎メニューの多くは、どんな思考プロセスをもってすればそこに行き着くのかこそ意味不明ながらも、割とウマい。たとえばポテトサラダを揚げた「ポテサラ天」は激ウマだ。

その「ポテサラ天」に、さらに「コーンポタージュ天」などという意味不明すぎる天ぷらをぶち込んだ『コーンポタージュポテト天と華味鳥天丼』についても意外なウマさで記者の あひるねこ を困惑させている。

しかし「うなぎ蒲焼きの天ぷら」はさすがにいかがなものか。蒲焼きの時点で完成されているのに、そこからさらに揚げて天ぷらにする意味がわからない。実は てんや は、何もかもを天ぷらにしようとたくらむ狂気の秘密結社なのではないかと疑いたくなるレベル。

・夏の風物詩
公式Twitterによると、取り扱いの無い店舗もあるそうだ。なぜか公式HPではメニューを確認できなかったのだが、たぶん店頭に張り紙が出ている店舗なら大丈夫だと思う。

なお、張り紙には「夏の風物詩」などと書いてある。どうやら てんや の住んでいる世界ではそういうことになっているらしい。しかし、少なくとも筆者の住んでいる世界において「うなぎ蒲焼きの天ぷら」はただの意味不明な謎メニューで、風物詩ではない

「うなぎ蒲焼きの天ぷら」は丼ものや定食にはなっておらず、単品での提供のみ。今回は天どんにしてみようと思ったので、ノーマルの天どんとあわせて注文することに。

・中身はうなぎチックなうなぎ
ほどなくして出てきた「うなぎ蒲焼きの天ぷら」。見た目は普通の天ぷらだ。よくわからないけど、まあ魚かな? って感じ。サイズはだいたいボールペン2、3本分くらいだろうか。

中身がどうなっているのか気になったので半分に割ってみると、これがかなりやわらかい。箸の先端が吸い込まれるように刺さり、あっさりとちぎれた。そして中からは見覚えのある うなぎチックな黒い色と、これまた うなぎ 感のある脂分多目の白身が。

なるほど、思ったよりちゃんと うなぎ じゃないか……。もしかしたら、うなぎの蒲焼きは天ぷらの素材として、そう悪くないのかもしれない。ということで、一緒に注文したノーマルな天どんから……

海老を取り払って「うなぎ蒲焼きの天ぷら」と置き換え、「うなぎ蒲焼きの天丼」を作成。

食べてみると……

_人人人人人人人_
> うなぎ強! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


めっちゃ うなぎスメルがする。あと、けっこう脂っこい。そう、うなぎはそもそもが脂がたっぷり乗っている魚。そのジューシーな脂もまた、うなぎの蒲焼きのウマさの一側面ではある。

しかし考えてみてほしい。天ぷらもまた油が多いのだ。ジューシーな脂たっぷりの うなぎの蒲焼きを天ぷらにしたら、オイリー感が突き抜けるのは当然の展開。また、衣に包まれたおかげか うなぎ の脂フレーバーが濃縮されている。

これは好みの問題もあるだろうが、個人的にはちょっと うなぎ スメルが強い……と、ここで思い出したのが一緒に出された山椒。

瓶ごと渡されていたのだが、なるほど山椒との相性はバツグンだ。山椒はうなぎの臭みや脂っぽさを緩和してくれるみたいな、そんなことをどこかで聞いたことがある。

最初からちょっとだけかけてはいたが、これは山椒がはかどりますわ。山椒が強くなると、もともと強めだった うなぎスメルがいい方向に引き立つ。うなぎ に山椒がセットな理由について、歴史や科学的にどうなのかは正直わからない。

しかし合わさるととてもウマい。前々から「どういう経緯で山椒なんだろう」と疑問に感じつつも、まあ合うよなとは思っていた。その、合うという事実をここまで強く実感したのは今回が初めてである。

ということで、山椒とセットなら「うなぎ蒲焼きの天ぷら」はまあウマかった。天どんにして、天ぷらのたれをかけたのもなかなかいい感じだった。ウマいかマズいかでいえば、ちゃんとウマかった。

でも、蒲焼きは蒲焼きのままで良かったんじゃないかなって。どうしても天ぷらにしないといけないなら、カリッカリに脂が落ちるまで白焼きにして、塩とかで食べたほうが合う気がしたんだけど、どうでしょう。ジャッジのためにも、皆さんも食べてみてください。

参照元:Twitter @tendon_tenya、てんや
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

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