体に磁石を埋め込んだケロッピー前田が衝撃暴露「“電磁場”を感じる、皮膚下の磁石がブルブル振動する」! AIとボディハッキングも!

7月19日(木)7時30分 tocana

身体情報を送信する埋め込み機器「サーカディア」 Circadia

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【世界のカウンターカルチャーを追い続ける男! ケロッピー前田の謎に迫る!】

 昨年、絶大な人気を誇る世界の旅番組『クレイジージャーニー』(TBS系/毎週水曜日23:56〜)で、身体にフックを貫通して吊り下げるボディサスペンションの世界大会を紹介して、大きな話題となったケロッピー前田。今年5月放送の狂気の身体改造第2弾では、体内にマイクロチップなどの電子機器を埋め込むボディハッキングの国際会議に潜入。従来の派手で怖めな身体改造のイメージを覆す、サイボーグになりたい人たちとの出会いに、さらに幅広い層の人たちからの大きな反響が寄せられている。「便利なら自分も入れたい」「これこそ未来だ」「家の鍵やカードはマイクロチップで済ませたい」「本当は携帯さえ持ちたくなかったから埋め込みたい」など、身体改造というカウンターカルチャーの担い手たちが、新たなテクノロジーを率先して受け入れたことからサイボーグ時代の到来は確実に早まっている。これからボディハッキングはどんな方向へと進んでいくのか? 身体改造の未来は人類をどのように改変していくのか? カルチャーが生まれ出る現場に立ち会うべく、世界の旅を続けるケロッピー前田に、トカナがズバズバっと迫ってみた。(聞き手=角由紀子)

——ケロッピーさんは、ボディハッキングの国際会議でマイクロチップを埋め込みました。それはわかるんですよ。将来、家の鍵もいらなくなって、チップで電車も乗れれば便利ですから。でも、磁石を埋め込んだのは何のためなんですか?

ケロッピー 「『磁場を感じる』という感覚は普通の人間にはない全く新しい感覚なんです。自分も実際に埋め込むまではどういう感じなのかよくわかりませんでした。具体的には、電磁場があると、埋め込んだ磁石が小刻みにブルブルと振動するというもので、非常にはっきりわかります」

——大きなスピーカーの横にいると振動が伝わってくる感じなのかなって、思いましたけど。

ケロッピー 「それに近いとも言えます。磁石を埋め込んで数ヶ月経つと、もっと感覚が鋭敏になるといいます。つまり、磁場を感じる体験を日常的に繰り返すうちに、脳にも若干変化が起こって、磁石のほんの微量な振動にも敏感に反応できるようになると言うんです」

——ええっ、それメチャクチャ面白い! 脳の変化こそ、人間の変革を起こすかもしれないじゃないですか!

ケロッピー 「磁石を埋め込んで何ができるのか、具体的にいろいろと試され始めたのもの最近なんですよ。もともと磁石を埋め込むアイデアは2004年くらいに試みられていて、埋め込みの方法や磁石の種類など、技術的な問題が解決されるのに10年以上かかったって感じなんです」

——他にどんなことができるんですか?

ケロッピー 「特殊な電磁気コイルを使って、埋め込んだ磁石で音楽を聴くこともできます。あと、頭に磁石を埋め込んだという人がいたけど、頭痛などの身体的な不調が出てきたので、取り出したって言ってました。まだ、いろいろと実験段階です」

——頭に磁石とかいいですね! 磁石を埋め込んでいると、どんな電気製品に反応するんですか?

ケロッピー 「日常的には、ノートパソコンで作業しているから、電磁場があるところはわかりますよ。モニターのヘリの部分とか、キーボードの周囲とか。電子レンジもよくわかるというけど、レンジ自体も金属なんで」

——電波塔とかに行ったら、どうなんですかね。

ケロッピー 「それも聞きますね。試してないけど、ぜひ行かなくちゃ!」

——ボディハッキングの国際会議のあとには、ピッツバーグやバンクーバーにも行かれてますね。

ケロッピー 「ピッツバーグでは、ボディハッキングの最重要人物ティム・キャノンの実験室に行きました。2013年、彼は体温などの身体情報を体外に送信する機器『サーカディア』を開発し、自らの身体に埋め込んだんです。もちろん、ペースメーカーなどの医療機器が実用化されているけど、医療目的以外の埋め込み機器を開発したことが画期的だったですよ。『サーカディア』は実験用だったので、90日間で取り出されちゃったけど」

——「サーカディア」は充電もできるんですね。じゃあ、ずっと入れっぱなしでいいじゃないですか?

ケロッピー 「充電できるようにするためには、充電用バッテリーも必要で、埋め込む機器自体が大きくなったんです。2015年にはLEDで発光する埋め込み機器『ノーススター』を開発して、再び大きな話題となりました。そのときは、約20名ほどが『ノーススター』の実験に参加しています」

——皮膚の下で光るやつですよね。あれ、格好いいですよ!

ケロッピー 「『ノーススター』は、磁石を近づけると10秒点灯するようになっていて、反対側の手に磁石が埋め込んであると便利でした。でも、約2年間でバッテリーが切れる設計だったから、もう取り出してしまっている人が多かったですね。ボディハッキングの実践者たちはすぐに試してみるかわりに、取り出してしまうことにも抵抗ないですね」

——ダメだったら外していいって感じ! 遊びっぽい身軽さがいいですね!

ケロッピー 「たとえば、『ノーススター』とか、埋め込んだ機器が光ってどうなるのという意見もあるかもしれないけど、500円玉くらいの大きさの電子機器を2年間埋め込んで特に大きな問題はないということを立証したことが重要なんです。つまり、500円玉くらいの高性能な機器が登場すれば、もう体内に埋め込む技術が完成されているわけだから」

——なるほど! それこそ、DARPAや大きなIT企業が本気になれば、たちどころに作れそうですね!

ケロッピー 「バンクーバーの取材で、『ノースセンス』という方位磁石を装着しているゴールディさんという女性にも会いました。皮膚下に埋め込んだ台座に電子式の方位磁石を装着して、北の方角を向くとその機器自体が振動するようになっています。去年のボディハッキング会議で発表されたもので、ネットでは一時話題になりました。ゴールディさんは、スピリチュアル系ショップを経営していて、日常生活のなかで方位を意識するようになって良かったと語っていました。寝るときも方位を気にしていて、北枕は避けているそうです」

——それこそ、易とかやればいいのに!

ケロッピー 「台座が埋め込まれている装着型だから、別の機器に付け替えればいろいろな利用法もあります。『装着型だからサイボーグじゃない』という批判もありましたけど、それをいい始めたらきりがないし」

——サイボーグ仲間たちの結束みたいなものってあるんですか?

ケロッピー 「すごくあるね。もともとの身体改造系の人たちもそうだけど、カウンターカルチャーの担い手たちは皆、結束が固いです。その仲間に入れてもらうことで、いろいろと教えてもらっているわけだけど」

——ところで、将来、人工知能(AI)がうつ病になることが心配されていて、ボディハッキングの実験をAIに転用することで、AIのうつ病を治すことってできないんですか?

ケロッピー 「人間って、実は身体自体が脳でもあるんだよ。つまり、ホムンクルスの図にあるように、人間の皮膚感覚は脳表面と一対一で対応していて、だから、突然片手がなくなったりすると、幻肢といって、脳の状態が手がない状態に順応するまでは『ない手があるような感覚』を感じ続けるわけ。で、AIの話でいえば、ヒューマノイドみたいにAIを人型に閉じ込めたら、うつ病が始まるかもしれないけど、身体性を前提にしなければ、AIは無限の身体。だから、うつ病にはならないんじゃないかな」

——じゃあ、うつ病のフリですかね?

ケロッピー 「AIは、よく人を騙すから気をつけた方がいい。とにかく、なぜいま、ボディハッキングかといえば、わかりやすくは、人工知能に対するカウンター(対抗概念)なんだよね」

——ええっ、人間はより精進しないとAIとは共生できないと?

ケロッピー 「人間と機械が融合するサイボーグって、明らかにAIに対するカウンターじゃない。そして、ボディハッキングの実践者たちがイメージするサイボーグは、もはや半分がロボットみたいな機械人間じゃなく、どうやってコンピューターと接続するかということなんだよね」

——そうすると、やっぱりマグネットとか、チップとか?

ケロッピー 「そうそう。ティムのところで、埋め込んだ磁石を使って、モールス信号みたいなデータを送信する実験も見せてもらったけど、磁石のブルブルっという振動を通じて、直接身体に電気信号を伝えることができればすごいよね」

——磁石がボディハッキングの次なるトレンドですね!

ケロッピー 「マイクロチップに関しては、アメリカやスウェーデンで、企業レベルの実験が始まっているけど、磁石もどこかがやり始めるでしょう。ボディハッキングは、人工知能に対するカウンターとして、人間とコンピューターをどうやって接続するのかを模索しているんです」

——おおおっ、これからどうなるのか想像しただけでもくらくらします。なんか、次の時代が来ていますね!

ケロッピー 「そうなんだよね。オースティンのボディハッキング国際会議とか、海外メディアだとBBCが大々的に報じていたから、間違いない。5年後、10年後にもう一度、ボディハッキングのレポートを見たら、やっとわかったという人もいるだろうね。そのぐらい、本当に最先端の現場だったんだよ!」

——次の報告も楽しみにしています!!


※画像は、身体情報を送信する埋め込み機器「サーカディア」 Circadia

tocana

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