沖縄・宮古島だけでしか味わえない謎のスイーツ「紅芋ばんびん」って何だ? 現地の行列店で食べてきた!

2022年7月21日(木)10時51分 食楽web


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 宮古島の味覚といえば、マンゴーを思い浮かべる人も多いでしょう。7月〜8月はマンゴー収穫の最盛期。太陽をたっぷり浴びて育ったマンゴーは黄金色に輝き、濃厚な香り、ジューシーな甘さが特徴です。

 これを目当てに訪れる人も少なくありませんが、宮古島は紅芋や島バナナ、宮古メロンなど、スイーツに適した野菜やフルーツが盛りだくさんなのです。そこで、ちょうど宮古島を訪れた著者が感動した、ここでしか出会えない「絶品スイーツ」2品をご紹介したいと思います。

一度食べたら絶対ハマる! 『なかゆくい商店』の「紅芋ばんびん」

 沖縄と言えば、サーターアンダギーが伝統的菓子として有名ですよね。宮古島では“さたばんびん”という名で販売されています。「さた」が砂糖、「ばんびん」が天ぷらという意味だそう。

 伊良部島にある『なかゆくい商店』の「ばんびん」は、特に絶品との噂。宮古空港から車で40分ほど走らせ伊良部大橋を渡ってほど近くにあります。

 観光客はもちろん、地元客からも大人気のこちら。7月〜9月の繁忙期は長い行列が連日続き、1人あたり購入できる個数も限られています。筆者は開店20分前から並びましたが、気が付けば長蛇の列。早く並んでいて良かったです。


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『なかゆくい商店』の「ばんびん」の特徴は、紅芋を使っている点。中を割ると、薄紫色の生地がお目見えし、紅芋のアロマティックな香りが漂います。

 外はカリッと香ばしい食感で、中はシフォンケーキのようにふかふか、モチモチです。甘みもほどよく、1人で2個はペロっと食べられます。

 一般的なサーターアンダギーは、どっしりと重めのドーナツというイメージがありましたが、こちらは食感も風味も洗練されていて、誰でも食べやすいスイーツとして完成されているなと感じました。1個100円というリーズナブルな価格も人気の秘訣です。

 注意としては、伊良部島は有名なビーチが広がっていますが、『なかゆくい商店』は水着姿や砂がたくさん付いた状態での来店はNG。ビーチに行く前に立ち寄るのがおすすめです。

●SHOP INFO

なかゆくい商店

住:沖縄県宮古島市伊良部字国仲57-3
TEL:090-9476-3215
営:10:00〜12:00、13:00〜(売り切れ次第終了)

島食材を贅沢に使ったイタリア式正統派ジェラート『リッコジェラート』が絶品すぎた!

 夏の宮古島は、連日30度越え。日差しも強く、アイスクリームが恋しい暑さです。そこでおすすめしたいのは、『リッコジェラート』。『宮古島市公設市場』のほど近く、観光の合間の休憩としても使いやすい場所です。

 地元の人も車でわざわざ購入に来る人気店。島の契約農家から仕入れる果物や野菜を使ったジェラートがウリなのです。作り方はイタリアの伝統的な製法に習い、素材を活かしたナチュラルで贅沢なジェラートを味わえます。

 定番の宮古島マンゴーや島バナナ、パッションフルーツ、宮古メロンなど定番の南国フルーツをはじめ、島とうふやごぼう、オリーブオイル、はちみつなど、組み合わせによって味の変化を楽しめるフレーバーがたくさん揃っています。


「ダブル」540円から

 ダブルサイズの「宮古メロン」と「トロピカル杏仁」をカップで注文しました。奇跡の果物とも呼ばれる「宮古メロン」は香りが非常に豊か。果汁がさっぱりしていて、後味が爽やかです。組み合わせた「トロピカル杏仁」は、マンゴーとパッションフルーツのソースがかかっていて、濃厚で甘みのある杏仁フレーバーのジェラートと相性バツグンでした。

「パッションフルーツヨーグルト」と「ピスタチオ」はコーンで注文。コーンは店内の工房で作り立てを提供しており、パリッとクリスピーで香ばしいワッフル生地が特徴です。

「パッションフルーツヨーグルト」は酸味があり、とても爽やか。濃密でナッティーな風味の「ピスタチオ」にベストマッチでした。

●SHOP INFO

リッコジェラート

住:沖縄県宮古島市平良字下里550
TEL:0980-73-8513
営:11:30〜19:00
休:火曜

 いずれも人気店ですので、土日やホリデーシーズンはさらなる行列が予想されますが、並んで後悔なしの宮古島スイーツを体験できます。夏の宮古島にて絶景の海と絶品スイーツをぜひ堪能してみてください。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

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