有名人も通う「焼肉鉄板」の発祥店『びっくり亭本家』(福岡)の「スタミナ焼肉」を何倍も美味しく味わう方法

2023年7月21日(金)10時49分 食楽web


食楽web

●福岡県民の活力源! と言っても過言ではない、暑い夏にピッタリな『びっくり亭』のピリ辛スタミナ料理とは?

 昭和38年に創業した焼肉鉄板発祥のお店『びっくり亭本家』。約60年間も福岡県民の胃と心を満たし続けています。数ある福岡のソウルフードの中で、パンチ力では1、2を争うのではないでしょうか。

 テレビなどのメディアに取り上げられることも多く、著名な方々も足繁く通っている人気店。秘伝の辛味噌の刺激とニンニクやお肉のスタミナを求めて、筆者も20年近く通い続けています。

 そんな『びっくり亭本家』で欠かせないのが、とある木の棒。焼肉のおいしさを2倍にも3倍にもしてくれる木の棒と、人気の秘密を探ってみましょう。

超重要な「下駄」って何? 絶対に守って欲しい食べ方を伝授

 店内へ入った途端「いらっしゃいませ」というハリのある声と同時に、お肉とニンニクと辛味噌の混じり合った匂いが迎えてくれます。空腹の胃を刺激する匂いです。 注文すると程なく料理が到着。アツアツ鉄板の上で焼かれるお肉とキャベツが、ジュ〜ジュ〜と叫んでいます。今すぐに食べたい気持ちをグッと我慢して、まずは『びっくり亭本家』では必須の儀式を行いましょう。

 この積み木やジェンガのように見える木の棒は「下駄(ゲタ)」と呼ばれています。この下駄がなくてはおいしさが半減してしまうかもしれません。

 着席したカウンターの目の前に、「びっくり亭本家の美味しい食べ方」という注意書きの張り紙が。初めての方にも優しいですよね。ちなみに、テーブル席もカウンター席もあるので、複数でも1人でも安心して食べることができます。

 それでは早速、「下駄」(木の棒)を使ってみましょう。

 このように鉄板の片方にだけ下駄を置きます。そうすることで斜めになり、油が片方に偏ります。

 次に、溜まった油に”秘伝の辛味噌”を溶かしましょう。これで、つけダレの完成です。


『びっくり亭本家』の命とも言える「辛味噌」は入れ放題

 なるべく熱いうちに食べるためには、手際の良さも重要。ちなみに「辛味噌」は結構辛いので、少しずつ量を増やして好みの味を見つけてくださいね。

いざ実食!お箸も汗も止まらない!


「焼肉1.5枚」1300円(税込)、「ご飯(中)味噌汁付き」200円(税込)

 待ちに待った一口。パンチの効いた味は、何度も食べているのに改めて感動します。初めて食べる方の衝撃は計り知れません。

 ニンニクの刺激的な香り、噛むほどに旨味を楽しめる豚肉、タレの濃い味。ピリッと辛い秘伝の「辛味噌」がさらにパンチ力を増します。キャベツの下にもお肉が大量にあるので、食べ応えは体感200%。キャベツは火を通し過ぎず、シャキシャキで甘みがあり、肉のおいしさが沁みています。

 タレが絡んだお肉とご飯があれば、もちろんバウンドしますよね。写真は控えめですが、後半はお肉とキャベツを大量に乗せ、丼を作りながら食べました。

 お肉、ご飯、キャベツ、ご飯、もうこれは無敵の無限ループです。冷房がしっかり効いた店内でしたが、料理の熱さと辛さでかなり汗をかきました。

メニューは「焼肉」一本勝負!余ったら持ち帰りOK


店内に設置された発券機 [食楽web]

 メニューは「焼肉」のみ。お肉の量は1枚、1.5枚、ダブル、トリプルから選べます。よく食べる筆者は、「焼肉1.5枚」と「ご飯(中)」をセレクトしました。

 20代の頃、焼肉1.5枚を平気で平らげていたのにこの日は珍しくギブアップ。店員さんに声をかけると、快く持ち帰りの対応をしてくださいました。「辛味噌」もたっぷりと入れていただき感謝です。自宅で野菜炒めを作る際にも、この辛味噌が大活躍するのでありがたい!

 一点注意するならば、ニンニク対策です。口はもちろん、全身にニンニクの匂いがつくので、筆者は当日と翌日に誰とも会わない日をチョイスしています。

調査結果

『びっくり亭本家』の「焼肉」は、ビールとの相性も抜群。熱い夏、仕事終わりにグビッと1杯飲みながらガツンとくるお肉で元気を出すのもいいですね。福岡に来られた際は、福岡県民が愛して止まない味をぜひ噛み締めてください。

(撮影・文◎馬場阿紀子)

●SHOP INFO

びっくり亭本家 赤坂店

住:福岡県福岡市中央区大名2-12-17
TEL:092-713-2170
営:11:00〜23:00
休:第3木曜

●著者プロフィール

馬場阿紀子
福岡を拠点にタレント・女優・声優として活動しながら、インタビュアー・ライターとして各メディアや誌面に記事を寄せている。高カロリーな食事が好き過ぎて、増え続ける体重を気にしながらダイエット料理にも手を出すあまのじゃくな胃の持ち主。

食楽web

「焼肉」をもっと詳しく

「焼肉」のニュース

「焼肉」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ