【自由研究・生物】自家製納豆を作って発酵のしくみを調べる(中学生向け)

2018年7月23日(月)15時30分 リセマム

【生物】大豆と納豆菌で発酵のしくみを調べる~自家製納豆を作ってみよう~(中学生向け)

写真を拡大

毎年夏休みに小中学生の宿題に出される「自由研究」は、普段はなかなか時間をかけて取り組むことが難しい研究や実験に挑戦できるチャンス。化学、物理、地学、生物…さまざまな分野から、おすすめのテーマをご紹介する。

 ここでは、家庭にある納豆を使ってすぐにできる「自家製納豆を作る」方法をご紹介。自由研究テーマ選定の参考にしていただきたい。

自由研究:中学生向け 小学生向け

大豆と納豆菌で発酵のしくみを調べる〜自家製納豆を作ってみよう〜
第2分野【生物】実験・観察
制作時間:3日間 難易度:★★★

 納豆は蒸した大豆に納豆菌を加えて作った食べもので、独特のねばり気があります。このねばり気は、どのようにして生まれるのでしょうか。市販の大豆と納豆を使ってオリジナル納豆を作ってみましょう。

用意するもの
大豆100g 納豆1g(2〜3粒) 鍋 小鉢(水筒の口よりも小さいもの) 広口のステンレス水筒 タオル ハンドタオル ビニール袋
そのほかのもの アルミはく、つまようじ、温度計、お湯、はし


実験1 やってみよう 大豆を発酵させて自家製納豆を作る

★手順 全6工程
 納豆の独特のにおいやねばり気を出すためには、どのような条件が必要なのでしょうか。

 大豆を発酵させた自家製の納豆を作りながら、納豆ができる条件を確かめてみましょう。


よく洗い、ひと晩水にひたした大豆を、弱火で3〜4時間煮る。


45度に温めたお湯500mL をビニール袋に入れて口をしばり、保温用水筒に入れる。さらに断熱用のハンドタオルをのせる。


煮た大豆のお湯を切り、納豆2〜3粒を加えてかき混ぜる。水筒の口より小さな小鉢にあけ、水筒の中に置く。


アルミはくでフタをしたら、数カ所空気が入るようにつまようじで穴を開ける。さらにタオルをかぶせて、24時間保温する。


納豆を水筒から取り出し、よくかき混ぜる。水筒にもどし、さらに冷蔵庫に24時間入れる。


納豆を冷蔵庫から取り出して、においやねばり気を調べる。

うまくいかないときには

水筒のフタを閉めないように

●使用する容器はあらかじめよく洗っておきましょう。容器に雑菌がついていると、納豆菌がうまく繁殖しません。
●納豆菌が呼吸できなくなるので、水筒のフタは閉めないようにしましょう。



実験2 やってみよう 自家製ヨーグルトを作る

★手順 全4工程
 わたしたちの身のまわりには、細菌の発酵を利用した食べものが数多くあり、納豆もそのひとつです。

 では、次に、乳酸菌の発酵を利用した自家製ヨーグルトを作ってみましょう。

用意するもの
ヨーグルト(砂糖やゼラチンを使っていないもの)、保温用水筒(魔法ビン)、温度計、鍋、大さじ、さいばし、コンロ、牛乳(500mL)


牛乳500mLを鍋で40度に温める。


市販のヨーグルトを大さじ1ぱい加え、よくかき混ぜる。


中をよく洗った保温用水筒や魔法ビンに入れて8時間置く。


ヨーグルトになっているので、保温容器から取り出し、冷蔵庫で冷やす。

レポートのまとめかた

 実験1で、材料として使った大豆は、どのように変化していくでしょうか。6時間ごとに容器の中を見て、ねばり気やにおいを調べて記録しましょう。

 実験1で、保温する温度を変えると、納豆はできるでしょうか。30度以下や50度以上で試してみて、その結果をまとめましょう。

リセマム

「自由研究」をもっと詳しく

「自由研究」のニュース

「自由研究」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ