会社員の半数以上が「勤務先は昭和的だと感じる」 昭和の特徴は「休暇が取りづらい」「労働時間が長い」「残業が評価される」

2018年7月24日(火)14時5分 キャリコネニュース

ワークスモバイルジャパンは7月24日、「昭和的働き方についての意識調査」の結果を発表した。調査は今年6月にインターネットで実施し、20〜59歳の正社員624人から回答を得た。

会社員が自身の勤める会社・働き方について「昭和的な会社だと感じる」と回答した人は54.6%。次いで「どちらでもない」(25.6%)、「いまどきな会社だと感じる」(19.6%)という結果になった。

一方、いまどきは会社は「休暇が取りやすい」「業務が終われば即帰宅」

年代別に「昭和的だと感じる」と回答した人を見ると、30代(60.9%)が最多。以降50代(57.7%)、20代(52.6%)、40代(47.4%)と続く。

昭和的な働き方のイメージを聞くと、1位は「休暇が取りづらい」(56.3%)。以降「働く時間が長い」(47.9%)、「残業が評価される」(43.3%)、「会社の飲み会は必ず参加しなければならない」(39.4%)、「上司が退社するまで会社にいなければならない雰囲気がある」(38.6%)と続く。

ちなみに中小企業社員と大企業社員との間で、昭和的な働き方イメージに最も差が開いたのは「会議の参加人数が多い」で、大企業(26%)が11.3ポイント高かった。また大企業は「社内決裁に時間がかかる」(32.4%)、「会議の回数が多い」(35.9%)でも中小企業を大きく上回った。

一方、いまどきな働き方のイメージを聞くと、トップ3は「休暇が取りやすい」(54.3%)、「仕事が終わればすぐに帰っても良い雰囲気がある」(45.5%)、「残業時間と評価は関係ない」(43.%)。休暇、労働時間、残業に対する評価の違いが、昭和的か否かを分ける傾向がある。

昭和的な会社のメリット「年功序列で昇進、昇給できる」「残業代が稼ぎやすい」

昭和的な会社・働き方について聞くと、「悪いと思う」(30.1%)という人の方が「いいと思う」(18.1%)より多かった。年代別に「悪いと思う」を見ると、20代(45.5%)は50代(21.2%)より24.3ポイント高い結果となった

昭和的な働き方の悪い点を聞くと、最多は「慢性的に残業がある」(55.8%)で、以降「業務の進め方が非効率的」(47.6%)、「IT活用が進んでいない」(42.8%)と続く。業務効率化がされず、残業が慢性的に発生していることをデメリットに感じるようだ。

一方、良い点の上位3つは「年功序列で昇進、昇給できる」(45.8%)、「残業代が稼ぎやすい」(32.2%)、「社員同士の仲がいい」(31.7%)。「給与」「人間関係」に関わるポジティブなことがメリットになるようだ。

「社員同士の仲がいい」を年代別に見ると、40代の39.1%が「良い点」と回答しているが、20〜30代はともに28.2%となった。若年層になるほど「社員同士の仲の良さ」を働き方の良い点として捉えていない傾向があると分かった。


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