埼玉県、困窮世帯の小3-6生に学習・生活支援…県内6市町でモデル実施

2018年7月25日(水)18時45分 リセマム

埼玉県

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埼玉県は2018年7月から、困窮世帯の小学3〜6年生向けに学習・生活支援教室を開設する「ジュニア・アスポート事業」を、県内6市町にてモデル的に実施する。貧困の連鎖の解消に向け、より早い段階から幅広い支援を行う。

 埼玉県のジュニア・アスポート事業は、進学・就職といった子どもの未来の可能性を広げる事業。アスポートとは、「明日へのサポート」と「明日への港(ポート)」を組み合わせた言葉で、この事業では学習支援だけでなく、生活支援、体験活動、食育なども総合的に行う教室を開設する。運営する団体は、彩の国子ども・若者支援ネットワーク。

 モデル事業実施市町村は、本庄市、狭山市、新座市、富士見市、宮代町・杉戸町の6市町。困窮世帯の小学3〜6年生を対象としており、定員は1教室30名(市町ごとに1教室、宮代町と杉戸町は合同実施)、週3日で実施される。埼玉県知事は2018年2月の記者会見において、6市町でのモデル事業実施により必要性を確認したうえで、場合によっては全市町村でも同じように展開したいという考えを示している。

 なお、埼玉県は、学習支援や食事の提供、体験活動などを総合的に行うため、食材の調達や職業体験のできる場所の提供、ボランティアとしての参加など、地域・企業の人たちからの幅広い協力を呼びかけている。ジュニア・アスポート事業に協力できる、または興味があるという人は、埼玉県福祉部社会福祉課まで連絡のこと。

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