「副業」でツバメ、守ってます 予想外の働きをする防犯カメラに「なんという労りのマルチタスク」

2021年7月27日(火)18時10分 Jタウンネット

「予想以上の働きを強いられる防犯カメラ」

こんなコメントと共に投稿されたとある防犯カメラの写真が、ツイッター上で話題になっている。

防犯カメラの働きというと、存在することによる犯罪の抑止効果や、何か起こった時にその様子を記録しておくくらいしかなさそうだが......一体なにをさせられているのだろうか。

気になる実物の写真が、こちらだ。

どこかの建物の入り口、その天井に設置された一台の防犯カメラ。これだけならよく見る光景だが、その上にはなんとツバメの巣が!中からは「住民」もひょっこり顔を出している。

しかも、万が一巣が落ちてしまった時を想定してか、そして同時にフンも受け止めるためか、受け皿となる白いカゴもぶら下がっている。周囲を監視するだけでなく、さながらツバメたちの巣の「ガードマン」のようだ。

こちらの写真に対し、ツイッター上では、

「なんという労りのマルチタスク」
「ヒナが落ちるのも防ぐし、通行人への配慮も。頑張れ防犯カメラ!!」
「ツバメに優しい物件」

といった声が寄せられている。

話題になっているのは、千葉県在住で不動産会社勤務の「motocaとルビーさん」(@motoca310)さん(以下、motocaさん)が2021年7月25日に投稿した写真。Jタウンネット記者は27日、本人に話を聞いた。

「働き者のようで微笑ましく感じました」

不動産会社で企画・広報を担当しているmotocaさんは、通勤途中にこの防犯カメラを目撃したという。

「普段はテレワークのため自宅作業をしていますが、この日はたまたま通勤途中で通りがかったセブンイレブンの店頭でみかけて、かわいいなと思い撮影いたしました。
いつも通る道ではあるのですが、かごまでついていることに気付いたのはこのときが初めてでした」

なお、投稿に寄せられたリプライから、以前からカゴが付けられていたことを知ったそう。

発見した際の感想としては、

「24時間働いている監視カメラがツバメの巣を守り、さらにはかごもぶらさげている様子が働き者のようで微笑ましく感じました。
また、設置場所のコンビニエンスストアの方も巣が出来上がる前に撤去などせず、きちんと見守られている様子が優しく、見ているだけで嬉しい気持ちになりました」

と語る。

ちなみに、motocaさんが26日の出勤中に確認すると、防犯カメラは相変わらずしっかりと働いていたようだ。

motocaさんはツイッターでの反響について、

「たくさんの方からご自身の地元のツバメの巣の写真が集まり、みんな優しい気持ちで見守っているのだなとあたたかな気持ちになりました。また、同じコンビニを利用する方が6〜7名いらっしゃって、知らない人が近くにいて、同じものを見てほっこりしているのだということに不思議な感覚になりました。
居住地を知らせることは万人にお勧めできる行為ではありませんが、こういうかすかなつながりが生まれるのもSNSの良さだと感じます」

とコメントしている。

Jタウンネット

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