39歳、夫と話が嚙み合わない…。「きみの言葉は9割が無駄だと思う」と言われた主婦の決意

7月28日(水)22時15分 All About

結婚するまでは「心と心」で会話ができていたのに、子どもが生まれ日常が忙しくなると、夫とは「言葉が通じない」と感じるようになったという女性の声を多く聞く。ここで何もかも諦めてしまったほうがいいのだろうか。

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話がかみ合わない夫とどう接したらいいのか……

結婚するまでは「心と心」で会話ができていたのに、子どもが生まれ日常が忙しくなると、夫とは「言葉が通じない」と感じるようになったという女性の声を多く聞く。同じ家に住み、同じものを食べ、同じ言語を話しているはずなのにいつも言葉がすれ違い、思いがぶつかって跳ね返るだけ。ここで何もかも諦めてしまったほうがいいのだろうか。

いつからこうなったのかわからない

「最近、夫とは違う言語で生きているのかなと思うことがあるんです」
そう言うのはモモカさん(39歳)だ。3歳年上の夫と「熱烈に恋愛した結果、デキ婚」から10年。10歳の娘、7歳の息子と暮らしている。週に4回パートで働きながら、家事に育児にと奮闘しているが、このところどうも夫との関係がしっくりこない。
「子どもたちが小さいころは何も考えず、夢中で子育てしていました。夫は積極的に子育てするタイプではなかったので、『これやって、あれやって』とひたすら指示していたような気がします。言えばやってくれるので助かりましたけど」
そんな時代を経て、下の子が小学校に上がり、ようやくほっとしたところだ。
「昨年からのコロナ禍で、夫が家にいる時間が増えました。それでときどき、あれ、夫ってこういう人だっけということが多くなった」
モモカさんは何でも口に出す性格。夫もそれはわかっているはずだと思っていたのだが、あるとき「どうして意味のないことばかり言ってるの?」と言われた。
「え、と私は黙ってしまいました。意味のないことって……(笑)。それを言ったら、日常生活そのものが意味ないですよね。でも人は言葉を発しないと気持ちがわからない。黙っていて察しろというのは無理。そんなようなことを夫に言ったんです。そうしたら『きみの言葉は9割が無駄だと思う』と。誰にとってどういう意味で無駄なのか。子どもが学校であったことを聞きながら、『そのときどう思ったの?』と聞き返すのも無駄なのか。疑問を夫にぶつけてみたんです。すると夫は『もういいよ。こういう話をしても何も生まれない』って」
何かを生むために生活をするのか、夫の真意がわからず、モモカさんは何度も夫に問い直した。
だが夫からは前向きな言葉が返ってくることはなかった。

夫の良さが失われていく

社会人として長い間働いていると、人は変わっていくのかもしれない。
「いい意味で、夫には軽いところがあって、そのチャラさが好きだったんですよ。だけどだんだん社内でも責任ある地位につくようになって、夫は変わっていった。言葉数が減って、笑顔も少なくなって。それに気づいたのはコロナ禍になってからだから、私もちょっと迂闊だったんですが。同時に夫婦の関係も楽しくなくなったなあと……」
思い切って、そういう話を夫にしかけてみた。夫は「オレが変わったんじゃなくて、自分が変わったとは思わないの?」と思いがけない言葉が返ってきた。
「オレが変わったというエビデンスはあるのか、なんて言い出して。毒されていますよね。人間関係にエビデンスもクソもあるか、と思わず言っちゃった(笑)。それで私、気づいたんです。夫は感覚的なことは否定するタイプなんだな、と。でも子育てなんて、ある意味、感覚的なことの連続でしょ。なんとなく様子がおかしいなと思っていたらやっぱり熱を出したとか。今だっていつもと何が違うかわからないけど、娘の様子が変だと思って観察していたら『今日、友だちとケンカした』と夜になってから言い出したり。人間関係に、証拠はあるのか、根拠は何だと迫ってくる夫はおかしいんですよ」
今が、この先の夫婦関係を作っていく岐路だとモモカさんは実感している。ここで自分が「夫をあきらめ」たら、熟年離婚も視野に入ってくる可能性がある。だから、この時期に軌道修正したい。お互いに通じる言葉で話したい。彼女はそう思っているという。
「何を言われても、夫とちゃんと向き合って“対話”するようにしよう、と。言葉尻をとらえて非難してきたら、それはおかしいと言おうと決めています。先日もかみ合わない会話をしながら、『私はもっとあなたをわかりたいんだよ。最近、全然、わかりあおうとする会話が成り立ってないじゃん』と叫んでしまいました。夫は黙り込みました。この先、夫がどういうボールを投げてくるか、私はどうキャッチして返すのか。ずれてしまった歯車を戻せるのか。めんどうだと思う気持ちもあるけど、本来、夫は大事な人だから」
10年かけてずれた歯車。お互いにかみ合わせたいという気持ちがあるかどうかが重要なのかもしれない。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

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