JAXA×ビズリーチ、宇宙分野の人材拡大で協定締結…第1弾は

宇宙航空研究開発機構（JAXA）とビズリーチは2022年7月27日、未来の新産業創出を目的に連携協定を締結した。第1弾の取組みとして、「宇宙×ビジネス」をテーマに学年や専攻にかかわらず参加できる大学生向けキャリアセミナーを9月3日に開催する。

　モルガン・スタンレーは、宇宙ビジネス全体の市場規模は、2017年の37兆円から2040年までに100兆円規模になると予測。日本では、現在約1.2兆円の市場規模だが、政府は2030年代早期に約2.4兆円規模への倍増を目標に掲げており、経済成長の促進力として期待が寄せられている。一方で、宇宙や航空専攻の学生が、必ずしも宇宙関連の仕事に就職していないこと、宇宙産業と外部との間における人材流動化が活発でないこと等の原因もあり、人材不足が課題となっている。

　そこでJAXAとビズリーチは7月27日、宇宙分野の人材の拡大を目指し、新たなキャリア教育や人材募集に資する情報交換等を行うことで、未来の新産業創出支援への貢献するため連携協定を締結。今後は、異分野からの最先端の技術や知識をもつ民間人材の登用や、宇宙産業人材の増加につながるキャリア教育を実施する。

　第1弾は9月3日、「宇宙×ビジネス」をテーマにした大学生向けキャリアセミナーを、宇宙ビジネス拠点「X-NIHONBASHI」での対面と、オンライン（YouTube配信）でのハイブリッド形式で開催する。申込みはOB／OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」から受け付ける。

◆JAXAと学ぶ「宇宙ビジネスのしごと・キャリア」
日時：2022年9月3日（土）14:00〜16:30
開催形式：ハイブリッド形式（対面とYouTube配信）
対象：大学生（学年や専攻は問わない）
会場：宇宙ビジネス拠点「X-NIHONBASHI」（東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル7階）
定員：会場30名程度
申込方法：「ビズリーチ・キャンパス」から受け付ける
※「ビズリーチ・キャンパス」への会員登録が必要
※対面は抽選制
※オンラインの終了時刻15:30