糖質制限ダイエット中に肉を食べると早死にする!? ハーバード大が衝撃の研究を発表

7月29日(月)11時0分 文春オンライン

 昨年、アメリカの名門・ハーバード大学が衝撃の研究結果を発表した。


「糖質制限ダイエットを行っている人は寿命が2、3年縮まる」


 約1万5000人のアメリカ人を25年間にわたり追跡調査して導き出された結果だという。


寿命が縮んだ人は“肉”を食べていた


 この研究結果に対し、「これは非常に興味深い最新研究。とくにそのメカニズムに注目すべきです」と語るのはUCLA医学部助教授の津川友介氏だ。



津川友介氏


 


 津川氏は内科の臨床医として経験を積んだ後、ハーバード大学で統計学を学んだビッグデータの専門家だ。昨年発売され、わずか10日間で10万部のベストセラーとなった『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』の著者でもある。


 その津川氏がこう明かす。



「寿命が縮んだ人を調べたところ、牛肉や豚肉などの動物性タンパク質の摂取量が多いことが分かったのです」



「肉はいくら食っても太らない」と言われるが……


 津川氏はかねてから牛肉や豚肉など4本足の動物の肉を「赤い肉」と呼び、健康に悪影響を与える危険性を指摘してきた。


 なお、「赤い肉」には牛肉や豚肉のほか、低カロリーで健康にいいとされる羊肉(ラム・マトン)も含まれる。「ジンギスカンは体にいい」と薦めている人をよく見かけるが、そういう人たちにとっては相当ショックな研究結果と言えるだろう。



「ハーバード大学の研究では、植物性タンパク質の摂取量が増えていた人達は、糖質制限しても寿命が短くなっていませんでした。つまり、『赤い肉』が増えた結果、寿命を縮めていたと考えられます」(津川氏)



 糖質制限を実践している人は、カロリーを補うために、知らず知らずのうちに牛肉や豚肉を含むタンパク質の摂取量が増える傾向にあるという。「肉はいくら食っても太らない」という言説を語る人は多いが、実はその食事は健康を害していたというわけである。



脂身を除いても意味はない!


 また、津川氏は糖質制限ダイエット中の食事指導についても警鐘を鳴らす。


「『炭水化物でなければ何を食べてもいい』とする指導もありますが、それは間違いです。豚肉のしゃぶしゃぶなどはヘルシーなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、健康への悪影響は変わりません。



 また、コレステロールが多く含まれる脂身を除いて食べればいいかといえばそうでもない。『赤い肉』を食べること自体が体に悪いと考えられています」


 迷えるダイエッターたちはどうすればいいのか——。 「文藝春秋」8月号 に掲載した津川氏の論考「血管を守る『卵、肉、魚』の食べ方」では、肉をはじめ、魚、大豆、卵など、健康にいいタンパク質の摂り方について詳述している。



(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2019年8月号)

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