集合知で状況が解読できる!「ノルマンディー上陸作戦」の写真が4,000枚公開される

7月29日(土)18時30分 カラパイア

in front of the wreck of a Flak spotlight_e

 1944年6月6日は「D-デイ」と呼ばれる日だ。第二次世界大戦において、ヨーロッパ戦線の転機となった日である。

 当時、ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍はヨーロッパ大陸を占領し、ソ連へと侵攻中であった。イギリス・アメリカを中心とした連合軍は、ドーバー海峡を渡り、フランスのノルマンディーに大陸への突破口を開いた。このときの戦闘が、「ノルマンディー上陸作戦」である。

 この「ノルマンディー上陸作戦」の際の写真が、フリッカー上に約4,000枚集約されているのだ。
【膨大な写真アーカイヴ】

 "PhotosNormandie" というフリッカーのアカウントが、4,300枚以上の写真を公開した。第二次世界大戦中の「ノルマンディー上陸作戦」の写真である。

イギリス軍の上陸。
Landing of a British unit_e
imege credit: National Archives USA / PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

 この印象的なコレクションは、2007年以来、「アーカイヴス・ノルマンディー 1939-1945」と、シェルブール=オクトヴィル公立図書館、そしてアメリカの図書館のアーカイヴスの共同で形作られてきた。

 コレクションの中心となる「アーカイヴス・ノルマンディー 1939-1945」は、2004年に解放60周年を記念して、ノルマンディーの地方議会によりつくられたサイトである。サイト自体は既に終了しているが、インターネット上に記録が残されている。

 また、アメリカ国立公文書記録管理局(NARA)、カナダ国立図書館・文書館をはじめ、各地の図書館や報道・メディアからも写真の提供を受けている。

斜面に沿って展開するアメリカ軍。おそらくは演習中。
an American unit leans against a slope_e
imege credit: National Archives USA / PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

破壊された民家の前の馬車、市民と2人のアメリカ兵。
In front of the ruins of a house_e
imege credit: PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

【プロジェクトの目的】

 "PhotosNormandie" は独立したボランティアによるプロジェクトであり、資金提供は受けていない。その目的は、それぞれの写真についての詳細をユーザーの集合知によって得ることである。いうまでもなく、アーカイヴ(記録)として、より充実したものにするためだ。

 元々は、「アーカイヴス・ノルマンディー」の写真には説明が少なすぎる、考えたところからプロジェクトが始まっているのだ。出典("PhotosNormandie")を提示すれば説明文も自由に利用可能であるとしている。

 各写真にはコメントが可能になっており、ユーザーは、その写真について何か分かることがあれば書きこんでほしいと求められている。悪戯による書き込みは、10年間で10回程度しか起こらなかったそうだ。

カナダ歩兵部隊によるパトロール。
a patrol of Canadian infantry soldiers_e
imege credit: National Archives Canada / PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

壊れた投光機を覗き込む米兵
in front of the wreck of a Flak spotlight_e
imege credit: PhotosNormandie [CC BY-SA 2.0]

 また、動画についても、同様にユーチューブ上の "PhotosNormandie" のアカウントに集められている。こちらは300本ほどだ。

当時の報道用の動画と思われる(音量注意)。

f000292 Cherbourg / Saint-Lo / Longueville / Manche / Calvados

via: Design You Trust / Flickr / Deja Vu など / translated by K.Y.K. / edited by parumo

カラパイア

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