貯金だけだと危ない⁉ 根本的な2つの理由

8月1日(木)21時5分 All About

「貯金さえしていれば大丈夫!」と思っていませんか? 今回は、貯金を過信している方に向けて、貯金だけだと危ない根本的な2つの理由を説明します

写真を拡大

先日、YouTubeで生放送をしていた時のこと。リスナーの1人から、こんな話をされました。「私は株式投資をしているのですが、周囲に株をやっている人がいません。まるで変人のように思われてしまいます」。

残念なことに、日本人は資産運用を敬遠しがちです。悪徳な業者が多いせいか、「資産運用や株式投資=ギャンブルで危ないこと」というイメージが強いようです。

さらに、「貯金さえしていれば絶対に安全!」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、貯金にも弱点はあります。むしろ、筆者は「貯金だけだと失敗する可能性の方が高い」と考えています。

また、「資産運用は金持ちがやることだ」と考えている方も多いようです。しかし、これも筆者は間違いだと考えています。お金がたくさんある人は、資産運用などしなくても問題ありません。むしろ、お金が減ったら生活に困る人こそ、正しいお金の知識を身に付けなければならないのです。

そこで今回は、貯金を過信している方に向け、貯金だけだと危ない根本的な2つの理由を説明します。

貯金だけだと危ない理由1:インフレリスク

貯金だけだと危ない理由の1つ目は、「インフレリスク」です。インフレリスクは、「インフレーションリスク」の略で、貨幣の購買力が実質的または長期的に低下することです。そうなると、気づかないうちに「貯金の価値も下がる」ということです。

たとえば、2013年に日本銀行は、物価上昇の目標を「年に2%」と定めました。仮にインフレが実現すると、毎年2%ずつ物価が上がります。

「物価が上がる」というと分かりにくいかもしれません。しかし、「毎年2%ずつ、預金が減らされる」と言われたらどうでしょう。1000万円の貯金をしている人は、何もしなくても毎年20万円を失うということです。そう聞くと、怖いですよね。

貯金だけだと、インフレが起きると気づかないうちにお金が減ることになります。貯金はインフレには弱いのです。インフレに備えるには、貯金だけではなく、株式などにも資産を分散することが大切です。

貯金だけだと危ない理由2:円安リスク

貯金だけだと危ない理由の2つ目は、「円安リスク」です。円安とは、外国通貨に比べて相対的に、円が価値が低下することです。つまり、円安になると、気づかないうちに「円の価値が下がる」ということです。

たとえば、2013年以降アベノミクス相場によって円安が大きく進行しました。一時は1ドル=80円付近と円高だった為替レートが、3年で1ドル=120円付近まで円安が進みました。

これはつまり、「たったの3年間で、円の価値が3分の2になった」ということです。3000万円の貯金をしていた人は、アベノミクスの影響で2000万円くらいの価値に下がってしまったということです。額面(見た目)こそ変わりませんが、円安によって多くの方が損をしました。

しかも、「損をした」という事実に、多くの人が気づいていないのだから、恐ろしいですね。

貯金だけだと、円安が起きると気づかないうちにお金が減ることになります。貯金は円安に弱いのです。円安に備えるには、日本の株式や貯金だけではなく、外貨や外国株式などにも資産を分散することが大切です。

まとめ:切実な人ほど上手にお金を守って

インフレリスクと円安リスク
インフレリスクと円安リスク。この2つのリスクがあるので、「貯金さえしていれば安心!」とはいえません。インフレや円安は目に見えにくいので、損をしていることに気づかないだけなのです。

お金をたくさん持っている人は、多少お金が減ったところで、豊かな生活ができるでしょう。だから、インフレリスクや円安リスクを、さほど意識しなくても平気だと思います。しかし、お金を持っていない人は、「お金が減ると困る」という方も多いはずです。

切実な人ほど資産を運用して、上手にお金を守らなければなりません。本記事の内容を参考に、上手にお金を守る方法を考えましょう。

●参考文献
貯金だけだと危ない⁉ 根本的な2つの理由(https://allabout.co.jp/gm/gc/478285/)記事下段に記載
(文:中原 良太(マネーガイド))

All About

「貯金」をもっと詳しく

「貯金」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ