幻想的な「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」にボートで参加してみた結果 →夜のお堀で予想外の展開に

2023年8月1日(火)21時0分 Jタウンネット

夏の都会のど真ん中で、こんな体験ができるなんて......!

2023年7月26日から27日、皇居千鳥ヶ淵(東京千代田区)では、2000個の灯ろうを水面に流す「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」が開催されていた。

千鳥ヶ淵での灯ろう流しは、戦後の人々の心を癒そうと1958年に始まった。人々の感謝や希望、平和への願いが込められた灯ろうが、「贈り灯」として水面に放たれる。

2023年は新型コロナが5類に移行して初めての夏。Jタウンネット記者が訪れた26日はスタート時刻である19時になる前から、多くの観客が灯ろう流しを見に足を運んでいた。千代田区観光協会の発表によると、2日間で8700人が訪れたという。

事前の抽選で当選した60組(1組3人まで)はボートに乗船して、「船上贈り灯」として水上から直接灯ろうを流すことが出来る。記者も体験させてもらったのだが......。

ウキウキ気分でボートに乗り込んだ記者を待っていたのは、まさかの事態だった。

思わぬ誤算

ボートに乗ってまもなく、たくさんの灯ろうが流れてきた。

離れた場所から眺めても美しいが、間近だと灯ろうに書かれた願いがいくつも目に入る。家族の幸せや健康を願うもの、平和や幸福を祈るもの、自分の決意を記したもの。

オレンジ色の灯りも相まって、見ているだけで心が暖かくなってくる。

さっそく自分も灯ろうを流してみよう。それもせっかくなら少し離れた場所で流して、良い絵を撮りたい。 そう思っていたのだが、撮れたものを確認してみると——。

ブレブレすぎて何が書いてあるのかも分からない一枚に。暗い夜、小さく揺れるボートの上から、緩やかに流れていく灯ろうを撮影するのがこんなにも難しいことだとは......。

とはいえ、日々の喧騒を忘れ、ボートに揺られながら絶景を楽しみ、想いを乗せた灯ろうを見送る時間のなんと穏やかなことか。無理に写真に収めようとせず、この光景をゆったり楽しむのが正解なのかもしれない。

ただ、いずれやってくるかもしれない次の機会までに、とりあえずカメラの腕を鍛えておこうと思った記者であった。

だって......オフィシャル写真が、すごく綺麗だったから......。

Jタウンネット

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