海底での弱肉強食リアル。魚の死骸をむさぼるサメの群れ。そのサメを生きたまま捕食する魚(※食事風景注意)

8月1日(木)22時30分 カラパイア

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 先月末、米国海洋大気庁(NOAA)の海洋探査研究チームが、アメリカ・サウスカロライナ湾の海底でメカジキの死骸をむさぼるツノザメ集団を見つけた。

 サメの食事というレアな光景ををさっそく記録・観察するチーム。が、そこにふらりと現れた第三の魚が、チームにまさかの動揺をもたらした。

 それはフレッシュなツノザメを頭からほおばったニシオオスズキである。しかもその魚は口から飛び出たサメの尾が動いても全くおかまいなしなのだ。

 はからずも海界の食物連鎖をとらえてしまった衝撃映像がこちらだ。
Video of shark feeding frenzy has surprise ending


・海底でメカジキをむさぼるサメの群れ

 今年6月28日、NOAAの研究チームが深さおよそ450mの海底でメカジキを食すツノザメの集団に出くわした。

 鋭い吻が特徴のメカジキは4mにもなる大型魚で食物連鎖の上位に君臨する。性格は荒く、大きなサメにも抵抗することで知られる。

スクリーンショット-(1631)

 だが今は息絶えてしまったメカジキ。

 その肉にかじりつくサメたちは小柄ながらも残酷な捕食者にみえる。が、サメにとっては願ってもないごちそうであり生きるための糧でもある。

スクリーンショット-(1632)

 めったに見られないサメたちの饗宴を観察する研究チーム。しかしこのあとさらに衝撃的なシーンを目撃することになる。


・現れた大型魚がまさかの捕食。狙いはサメ!?

 そこにふらりと現れたのは大型のニシオオスズキ。
 すると群がっていたサメの姿が・・・消えた?

スクリーンショット-(1633)

 何やら不穏な空気が漂い、カメラの視点が切り替わる。と同時に、チームの間でどよめきの声が上がる。ニシオオスズキがサメを捕食したのだ。
 
 その後画面は再び海底に。
 その奥ではサメたちがまたメカジキをいただいている。
 
 じゃ、さっきの騒動どうなったん?と思った直後。

スクリーンショット-(1634)

 あのニシオオスズキが再登場・・・って口からなんかはみ出てる?
 それツノザメの尾?しかもまだ動いてるし!


・サメを捕食したニシオオスズキ

 ニシオオスズキ(英名:Wreckfish)は、大西洋などに生息するスズキ目スズキ亜目イシナギ科の深海魚で、岩棚や難破して沈んだ船などで暮らしている。

 成魚の体長は2mほどといわれ、体重は100kgになる。その大きさからスポーツフィッシングの対象としても有名だが食用にもなるため海外ではスーパーなどでも売られているという。

 食性は肉食で、主に大型の頭足類や甲殻類、海底魚などを召し上がる。この日はメカジキの肉の匂いに誘われたのかもしれないが、最終的な獲物はフレッシュなサメになった。


・食事中も待ったなし。リアルタイムの食物連鎖

 今回の映像はフェイスブックを経由で7万人超の視聴者に衝撃をもたらした。



 この件について、コネチカット州の水族館の研究員はこうコメントしている。
 
 「映像は大型魚が小型のサメを餌にし得ることを示唆しています。さすがのニシオオスズキもメカジキを餌にするのは無理みたいですが、今回はツノザメと共に食べることができました」

 なおこのメカジキは、死骸の状態やサメの食いつき具合から最近死んだばかりとみられている。

 海底で繰り広げられるリアルタイムの食物連鎖。お食事中も待ったなし!の無慈悲な弱肉強食っぷりといい、ハードモードな海の世界をあらためておさらいした気分だわ。

References:geek / foxnews / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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