日本人が長寿なのは、素足でいることが多いから!?足の裏から直接受ける刺激が、全身の血流を促進

2024年8月4日(日)8時30分 婦人公論.jp


(写真はイメージ。提供◎photoAC)

人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気で楽しく暮らすための知識をご紹介します。

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足ツボの効果


足ツボマッサージを受けると、押される場所、あるいはその日の体調によって、思わず「痛い!」と声を上げてしまうときがあります。

痛みを感じるのは、足の裏にたくさんのツボがあるためです。

それぞれのツボは体全体とつながっていて、刺激されると痛みを感じる場合もありますが、そのあとで血行がよくなって、体調が改善されるようです。

多くの人は、足の裏など気にせずに生活しているでしょう。

しかし、中国では2000年以上も前から、健康の維持には欠かせない体の部位として注目されてきました。

素足のメリット


じつは、日本人が長寿なのは、素足でいることが多いからとする説があります。

欧米人の生活とは違って、日本では、家の中では靴を脱ぎます。

靴下をはかずにいれば、足の裏がさまざまな刺激を直接受けるため、全身の血流を促し、健康につながっているというわけです。

そういえば、園児を素足で遊ばせるようにしたところ、風邪を引きにくくなったという報告が全国の幼稚園や保育園から寄せられています。

これも、足の裏にあるたくさんのツボを刺激することで、免疫力などがアップしたと考えられます。

週に一度の素足の習慣


「そんなにいいものなら、足ツボマッサージへ行ってみよう」

と思うかもしれませんが、わざわざマッサージへ出かけなくても、週に一度、素足で過ごす日をつくるだけでもいいでしょう。

試しにやってみると、いままでは感じなかった畳や床の凸凹に気づいたり、ザラッとした砂やホコリなどを感じたりするはずです。

足の裏で注目してほしいのが「湧泉(ゆうせん)」というツボです。

足の裏のほぼ真ん中、足の指を曲げるとくぼむところで、親指と人さし指の間から、かかとに向かって5〜6センチほど離れたところにあります。

このツボは、老化防止や集中力、やる気の向上に効果があるとされています。手の親指の腹や階段のへりなどを使って押してみてください。

「足湯」も効果が


また、最近は「足湯」が注目されています。

足には太い血管が通っているため、足湯に入るだけで、全身の血流がよくなり、脳にも新鮮な血液が大量に運ばれます。当然、脳にとっても刺激になります。

温泉場の足湯は最高ですが、家庭でも、バスタブに足がつかる程度のお湯をはって、縁に腰掛けるだけで簡単に楽しめます。時間の目安は15分程度がいいでしょう。

婦人公論.jp

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