「平和」はここで終わるのか? 浜松で発見された「最終処分場」が物騒だと話題に

2021年8月5日(木)6時0分 Jタウンネット

2021年8月2日、次のような写真付きのツイートが投稿され、いま話題となっている。

写真には、「浜松市 平和最終処分場」と書かれた看板が見える。「平和はここで終わりなんだ...」というコメントが添えられている。

「ねろたろう」(@nerotarou2)さんが投稿したツイートには、約4万件の「いいね」が付けられ、今も拡散している(8月4日昼現在)。

ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「普通に読むとかなり物騒な場所を連想してしまう」
「あ〜なんだか 今の時期にピッタリのような......」
「平和はもう終わりです」

知ってはいけない場所を知ってしまったような、重苦しい雰囲気も......。

Jタウンネット記者は、投稿者・「ねろたろう」さんと浜松市役所に取材した。

1990年から稼働

投稿者・「ねろたろう」さんはツイートのきっかけをこう語った。

「8月2日の昼頃、住んでいる地域で停電が発生して、家に居ても熱くてやることが無かったので、サイクリングをして運動をしようと思い外に出ました。
浜名湖に自転車で行ったことが無かったので、今日は行ってみようと思い、何となく浜名湖の方面を目指していました。はままつフラワーパークの近くで、『平和最終処分場』を見つけてテンションが上がりました。何か運命的な巡りあわせがあったのかもしれませんね」(「ねろたろう」さん)

浜松市の隣りの市に住む投稿者にとって、平和最終処分場付近へのサイクリングは「とても新鮮な気持ちで楽しかった」と語る。「平和最終処分場は凄い名前だと思い、写真を撮って、ツイッターに投稿しました」とねろたろうさん。まったく偶然の発見だったようだ。

ツイッターでの反響については、「漫画や映画の中に登場する秘密結社の名前みたいでカッコイイというのが印象的でした」とコメントした。

次にJタウンネット記者は、浜松市役所に電話取材した。取材に応じたのは、環境課廃棄物処理課の担当者だった。

「平和最終処分場は燃えないゴミを破砕して、埋め立てたりしている施設です。1990年から稼働しています」(担当者)

浜松市のウェブサイトには、同施設の業務内容が、次のように記されている。

業務内容
・家庭系一般廃棄物の収集
・もえないごみ・連絡ごみの破砕、選別処理(再資源化や埋立へ)
・プラスチック製容器包装の圧縮・減容、再商品化事業者への引き渡し
・埋立処分(第1期埋立地・第2期埋立地)
・埋立及び浸出水処理業務
・自己搬入ごみ(もえるごみ・もえないごみ・プラスチック製容器包装・びん・かん・ペットボトル・特定品目・連絡ごみ)の受取り
・みどりのリサイクル、古紙・古着類(新聞、雑誌・雑がみ、段ボール、古着)の受取り
・使用済みのてんぷら油・インクカードリッジ・小型家電の受取り
・施設見学の受入れ

つまり「ごみ」の最終処分場なのだ。平和の終わり、なんてとんでもない。

ちなみに、平和最終処分場の住所は「浜松市西区平松町77番地」。隣りが和地町だという。

平松町と和地町の地名の頭の文字を取って、「平和」と名付けたようだ。

読者の皆さん、平和はまだまだ続く。安心して、ごみの最終処分にご協力を......。

Jタウンネット

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