今年の夏は田舎出身者ほど帰省しないに限る! 監視社会の地方でクラスターなんて発声したら......
2020年8月6日(木)7時0分 キャリコネニュース
新型コロナウイルス感染症対策で、日々マスクをしながら外に出ているけど、まぁーしんどい。湿気と日差しはただでさえ具合を悪くしやすいのに、マスクで呼吸までしにくくなっているわけだから。
でもウイルスはどこにあるかも分からないし、仮に自分がもしも陽性だったときにマスク1枚で周囲への余計な感染を防げるんなら、安いものである。ところでもう8月だ。今年はゴールデンウィークもコロナのせいで外出を控える人は多かったはず。
8月と言えばお盆休みが控えているが、当然まだまだ収束していない状況では、お盆休みも積極的な外出は控えるべきなんだろう。帰省だってしないほうが良いかもしれない。それこそ、都市部在住の方の場合は特に。
今回は地方出身者で人口密集地にお住まいの方々のお盆休みの過ごし方について、引きこもりの僕なりの提案をしてみたい。アウトドア派の君もあなたも、ちょっとだけ目を通してもらいたい。(文:松本ミゾレ)
屋外の感染リスクは低くても、家にこもって安全なお盆休みを
簡単に言えばお盆の過ごし方についての話なんだけど、結局のところウイルスが目に見えない以上、外出はそれなりのリスクがあるってことを、もうみんな十分理解していることだろう。
外に娯楽を求めるタイプの人にとって、本当にここ数か月は地獄のような日々だったはず。そこは本当に同情する。と同時に、僕はインドア派で本当に良かったと安堵している。
でも、そんな僕ですら無性に「人の多い飲食店に行きたい!」とか「海で遊びたい!」みたいなことを考える場合もあるのだから、みんな本当に退屈な毎日を歩んでいるに違いない。
僕の出身は宮崎県。地元でもすでにクラスター感染云々のニュースが出ており、日がな同級生たちがLINEで情報共有している。「どこそこの店でコロナが出た」だの、「あの店に行った客が、慌てて店内で撮影した写真をインスタから削除してる」だの。
田舎ほどこういう問題には目ざといもの。既にコロナのせいで村八分が起きたという地域もあるって話だけど、田舎ってやっぱり監視社会なので地方ではあるあるなのだ。
だからこそ、地方出身者はこのお盆休みには帰省しないほうがいいと、いち田舎者として進言したい。だって嫌でしょ。自分がウィルス持ち込まなくても、人口密集地から戻ったってだけで周りから穿った目で見られて、そのせいで親族が敬遠されたりなんかしたら。
墓参りなんていつでも出来るわけだし、とりあえず今回の連休はのんびり家で過ごしてはどうか。
お盆休み後に「ああ、あんなことしなければ良かったな」と思わないために
では実際、家にこもって何をすればそれなりに有意義なお盆休みになるんだろうか。たとえばベタだがゲーム三昧ってのはどうか。最近は面白いゲームも多いし、fallout76なんて最高のソフトだ。うん、fallout76をやりなさい。
サブスクで受けられるサービスを活用するのもいい。NetflixやAmazonプライムなどを使えば色んな映画やドラマを楽しめるし、連続ドラマにハマれば連休もあっという間に過ぎることだろう。
外食も控えればさらに安全か。ここのところは右を見ても左を見てもUber Eatsの配達員が奔走しているが、それだけ出前を注文する人が増えたんだろうなぁ。ただ外食を控えるだけだと飲食店には大打撃だけど、馴染みの店から出前をとるか、お弁当だけ買うとかでもだいぶ応援にはなるだろうし。
結局、今年のお盆の連休を過ごしたあとに、一番嫌なのは「ああ、あんなことしなければ良かったな」という事態を招くこと。
自分が帰省したあとに地元でクラスターが発生してしまうと、自分がウィルスを撒いたわけでもないのにどうしても親族に余計な負担をあたえてしまう。田舎にはそうした空気がある。
人口密集地に在住している地方出身者の方々には、親族をくだらない風評被害から守るためにも、お盆休みは地元に近寄らず家でのんびり過ごすことをお勧めしたい。僕も当然、今回は地元には戻らないつもりだ。