多様な家族像、すべての従業員と家族にありがとう伝える「学研グループ サンクスデー」開催
2024年8月6日(火)18時45分 リセマム
学研グループでは15年ほど前から、福利厚生の一環として「家族参観日」を実施し、子供のいる従業員の家庭に向け、自社の事業やサービスの紹介や職場訪問、お仕事体験の機会を設けてきた。ここ数年、子供をもたない選択や家族の形の多様化を受け、「ファミリーデー」と名称を変更。さらに今年から「サンクスデー」と名称を新たにした。
その背景について、学研ホールディングス 広報室長の倉田菜生子氏は「学研グループでは、事業面における中期経営計画のテーマを『SHIFT』とし、これまでのお子さま向けの教育事業のみならず、シニアの方やその他の方へのサービスを幅広く展開しています。そのテーマを受けて、弊グループの従業員を眺めたときに、昨今の家庭のあり方の多様性をあらためて感じたのです。本イベントでは『家族』『ファミリー』といった既成概念にとらわれず、グループ従業員全員そしてそのご家族に日ごろの感謝を伝える場として、コンセプトをリニューアルしました」と話す。
まさにその名称変更を具現化するかのように、会場には社員の両親や配偶者、親族、子供や孫などの幅広い年齢層の参加者が集まり、皆それぞれコンテンツを楽しむ姿が見られた。第一部ではクイズ大会、第二部ではYouTubeチャンネル登録者数140万人のお笑い芸人「ジェラードン」によるステージ、第三部ではジェラードン進行のもと大ビンゴ大会が行われた。人気のコント芸のネタに「福利厚生」のワードを織り交ぜたり、懐かしの「まだかなまだかな〜♪」のCMソングを口ずんだりと、会場の笑いを誘った。
イベントのようすはすべて、オンラインでリアルタイム配信し、全国2万8,000人のグループ従業員が参加できるよう配慮された。「事業の多角化やグループイン企業の増加など、当グループで働く従業員の多様化が進むなかでも、『人の可能性をどこまでも追求する会社』として、従業員自身も可能性を大きく広げ、常にチャレンジし続けることができるグループとしての取組みを続けていきたいと考えています」(倉田氏)。
会場後方には2025年の春に入社を予定している内定者の姿もみられた。参加したのはGakkenの22名の内定者のうち17名。「学研グループを体感してもらうために集まってもらいました。本日が内定者全員の初顔合わせ。10月1日の内定式までにこういった社内イベントに参加してもらい、グループ全体の理解を深めてもらう機会を用意しています」と、学研ホールディングス執行役員で採用を担当する土屋徹氏は語った。
プログラム終了後は、執務室の見学や社員食堂での食事も実施。家族の働く職場を身近に感じることで、安心感をもって仕事に送り出すことができる。こうした従業員家族への心配りこそが、学研グループの働きやすさの秘訣なのではないだろうか。