共働きの家計管理のコツは「4つの口座」の活用にあり!

8月7日(水)19時30分 All About

「家計簿をつけているのにお金が貯まらない!」といった悩みをよく聞きます。そこで、忙しい共働きのために、家計簿いらずの家計管理法を伝授します!

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共働きカップルがしっかり貯める! 家計管理法

共働きカップルの家計相談をしていると、「収入は、そこそこあるはずなのにお金がなかなか貯まらない」「家計簿をつけているのにお金が貯まらない」といった悩みをよく聞きます。そこで、共働きカップルが しっかり貯めるための家計管理の方法について考えてみたいと思います。

2つの家計が一緒になると……

ある新婚の共働きカップルで、「結婚したら2人の給料で収入が倍になるので、たくさん貯金できると思っていたのに、なぜかお金が思うように貯まらない」と相談にいらした方がいます。

そのカップルの家計管理の方法を聞いてみると、住居費や水道光熱費などの定期的な支払いは夫の給料から、食材料費や雑貨類などの日常の生活費は妻の給料から、それぞれの洋服や趣味にかかる費用は各自の給料から、そして、2人の共通の趣味や外食のお金は、その場の雰囲気でなんとなくどちらかが負担する……。

2人が一緒に暮らすようになって、話し合って決めた家計分担の方法をしばらく続けていたら、「何かしっくりこない」とお互いに感じるようになったそうです。最近は、意識して光熱費や水道光熱費、食費の節約をしているけれども、なかなか効果はあがらないそうです。

貯まらない共働き夫婦の家計管理法とは?

お金の流れを整理してみると……

そのカップルの毎月のお金の流れを図示してみると、表のようになります。
ある新婚共働きカップルのお金の流れ

銀行の口座は、お互いに給与振込み用の口座しか持っておらず、そこから水道光熱費やカードの引き落としをして、日々の生活費は必要な都度、ATMで引き出して使っているとのことです。

貯蓄用の口座がないと貯まらない

貯まらない原因は、お互いの給与振込み口座だけで家計管理をしていることです。これだと毎月いくら貯蓄しているのか、わかりづらいのです。自分たちの現在の貯蓄額がわからないと「いくら貯める!」という目標を作りにくくなります。

また、1カ月間一生懸命節約しても、その貯蓄分と次に入ってくる給料とで、次の月の支出に回してしまうので、結果、貯まらない家計になってしまうのです。

水道光熱費や食材料費を節約してもあまり家計に効果はない

このカップルの場合、2人暮らしなので、毎月の支出の中で、水道光熱費や食材料費の占める割合はそれほど高くありません。支出の中で多く占めるのは、外食代や2人の共通の趣味のために使うお金でした。すると、水道光熱費や食材料費で一生懸命節約しても、効果は限られるということがわかります。

2人の趣味や大きな買い物にかかるお金は、お互いがその場の雰囲気で出し合うということは、給与振込み口座にお金があれば使ってしまう、ということになりやすく、それでは、なかなかお金は貯まりません。

貯まる! 共働きの家計管理法とは?

家計簿をつけていても、なかなか貯まらない!?

家計管理というと、「家計簿をしっかりつけて、無駄な出費を抑える!」というイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、仕事にプライベートに忙しい共働きの場合、家計簿をつけるのは大変なことです。それに家計簿をつけている方の中でも、家計簿をつける=記録しているだけで、家計の見直しに役に立っていないという人も実は多いのです。

お金の流れを管理して、貯めるための仕組みをつくることが先決

家計簿をつけて家計を管理するという方法よりも、強制的に家計を管理する仕組みをつくってしまう方が共働きには向いているといえるでしょう。図は、口座を利用して家計を管理する方法の一例です。口座の種類は4つです。「生活費用口座」「余暇・予備費用口座」「貯蓄用口座」「投資用口座」です。「貯蓄用口座」と「投資用口座」は、夫婦それぞれが準備します。
「4つの口座」による家計管理

4つの口座のそれぞれの役割は?

【生活費口座】
住居費、食材料費、水道光熱費などの日常生活費の1カ月分を毎月の初めに入金します。月ごとに食費や水道光熱費、日常の生活費は変動しますので、余ったら余暇・予備費口座に入金し、予算オーバーしてしまい、足りなくなったら余暇・予備費口座から補填します。この時に、貯蓄口座に手をつけないことがポイントです。

【余暇・予備費口座】
外食や2人の趣味にかけるお金など、余暇費用と友人の結婚祝いなどの一時的に支出するものに備えた予備費を入金しておきます。生活費や一時的な出費がある月は、余暇に使うお金を抑えて調整します。この辺の調整を行わないでいると、結局、貯まらない家計になってしまうのです。

【貯蓄用口座】
毎月の給料の振込みと同時に、貯蓄分は先取りで貯蓄用の口座に入金します。一度、貯蓄用の口座に入金したお金は、目的以外の用途には使いません。目的以外の用途で使う場合は、夫婦で確認し合って行います。

【投資用口座】
資金を効率的に運用するために投資用口座を設けます。1年以内に使う予定のあるお金や急な出費に備えてある程度のお金は、貯蓄用口座に入れておきますが、それ以外のお金は、投資用の口座に移して運用します。

もちろん、全て投資をするというわけでなく、定期預金なども活用します。出金のルールは、貯蓄用口座と同じです。

口座分けによる家計管理のポイントは?

口座分けによる家計管理のポイントは、毎月の予算を立て、特に生活費と余暇費用について、予算の範囲内で使うように意識づけするということです。使える分が預金の残高で見えるので、夫婦でお互いに意識して使うようになります。共働きカップルにありがちな、お金があるから使ってしまうという悪い習慣を断ち切ることができるのです。

毎月の振込みが面倒という人は?

給与振込み口座から4つの口座に振り込むのが大変だと思われる方もいらっしゃるでしょう。

けれども、インターネット取引を利用すれば、自宅にいながら振込みを行うことができますし、決まった金額と振込み先を登録することができるサービスもありますので、意外と手間はかかりません。毎日、家計簿をつけることに比べれば、すいぶん楽だと思います。

長く続ける秘訣は、2人で家計を管理すること

我が家でも、結婚当時から、「4つの口座」を利用して家計管理をしています。生活費口座には、預金口座と生活費用の財布、余暇・予備費口座にも預金口座と余暇・予備費用の財布で管理しています。つまり、生活費用と余暇用のお財布が2つあるのです。

日常の生活費は、生活費の財布から、出かけたときの食事代などは、余暇用財布からというように使い分けています。残高がわかるので、その範囲内で抑えようと工夫するので、生活費や余暇費が予算オーバーすることもなくなりました。

長く続けるコツは、夫婦でお互いに協力して家計を管理するということです。どちらか一方の力だけでは、うまくいきません。お互いが「予算の範囲内に抑えないと……」という意識があれば、長続きもして、更に家計管理も上手にできるようになると思います。

ぜひ、「4つの口座」を利用して、上手に家計管理をしてください!
(文:平野 泰嗣(マネーガイド))

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