「夜な夜な外出する父を、こっそり尾行した幼い私。途中で迷子になり泣いていると、知らないおじさんの家に招かれ...」(北海道・40代男性)

2022年8月7日(日)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Aさん(北海道・40代男性)

Aさんがまだ小学校にも通っていなかった頃、彼の父親は夜な夜な家を出てどこかに行っていた。

一体、なにをしているのか——気になったAさんはこっそりあとを尾けることにしたのだが......。

<Aさんの体験談>

まだ小学校にも通っていなかった頃の話です。当時京都に住んでいて、父は夜な夜などこかに出かけていました。気になった私はその日、父のあとを追いかけてみることにしたんです。

結局、父が向かっていたのは西院駅近くの焼き鳥屋。それが分かってホッとしたのを覚えています。

しかし流石に入りにくかったので、父を待ってあたりをウロウロ。すると、いつの間にか遠くまで行きすぎて......。

迷子になった私を、通りすがりのおじさんが...

私は迷子になってしまっていました。

どこに何があるかも分からない年齢......当時は大きな声で泣いていたと思います。

その時、1人のおじさんが通りかかりました。

私はまともに話も出来なかったと思いますが、おじさんは迷子だと分かってくれていたみたいでした。

おじさんは一度、自分の家に私を招いて、そこでアイスをくれました。そして、私が少し落ち着いてから、警察に連れて行ってくれたのです。

当時は子供でも自分の家の電話番号を覚えていた時代でしたから、私は警官の方に親の番号を伝えることができて、両親に連絡を取ってもらうことができました。

迎えを待つ間、警察署で...

そこで迎えを待っている間、署内の警官の方が遊び相手をしてくれたので、両親が来たときには私はすでに笑顔を取り戻していました。

私を警察署まで連れて行ってくれたおじさん、そして和ませてくれた警官の方、あの時は本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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