資料としても写真集としても楽しめる! 普通の女子102人の“リアル”が漂い匂う『作画資料写真集 女子部屋』

8月7日(日)19時0分 おたぽる

『作画資料写真集 女子部屋』より

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 生まれてこのかた、肉親以外の女性の部屋に入ったことがない……年齢=彼女いない歴という純情な紳士たちに朗報! 東京など都市部で暮らす女性たち102人の部屋と、その部屋に住む女性を記録した写真集『作画資料写真集 女子部屋』(以下、『女子部屋』/玄光社)が7月27日に刊行された。

 部屋写真が掲載された女性たちは、ネット配信者、歌手、モデル、ヘアメイクアーティスト、主婦、劇団員、会社員、エステティシャン、ラジオDJ、テクノポップシンガー、現代美術家、マンガ家のアシスタント、メイド、ゲームデザイナー、魔法少女見習い、愛の天使、カレー屋店員などなど。

 著名人ではない一般人(おたぽるもお世話になっている地下アイドルでライター・姫乃たま氏などもいるが)の部屋を写真に収めるというと、雑誌「東京グラフティ」を連想する人もいるかもしれない。

「東京グラフティ」をながめて、「俺もいつか上京して、オシャレな町でこういうオシャレな暮らしを送りたい」と決意してみたり、男女の2人暮らし特集にむやみやたらと興奮したりといった思い出を持つ人は結構多いのではないだろうか。かくいう自分もそうだ。

 だが、『女子部屋』に収められている写真は、住居と仕事が一緒なのか、仕事道具と日用品が雑多に同居している部屋もあれば、シンプルでスタイリッシュな部屋もあるし、壁一面にアニメのポスターやシーツ、抱き枕(しかも『ゆるゆり』『ごちそうはうさぎですか?』など、男性ファンが多いアニメがほとんど)を飾っている部屋、これは腐っているな……という腐女子が住んでいるらしき部屋もある。

「東京グラフティ」がインテリアやグッズ、部屋全体のコーディネートといった方面に気を配っているのに対して、『女子部屋』は部屋に住む女性にフォーカスを当てた、という印象。帯にマンガ家・イラストレーターの江口寿史が寄せたコメント、「部屋はいつかそこからいなくなる君の匂いと体温に満ち満ちている。その儚げなエロスにくらくらする」どおり、殊更おパンツ様が部屋に転がっていたりするわけではないのだが、女性の部屋をリアルに覗いているかのような感覚に、思わずドキドキしてくる。

 また、必要以上に本やマンガをよく読むオタクとしては、本棚をアップで捉えた写真が多いのも、地味にうれしいところ。

「本棚は人を表す」という言葉もあるが、「東京グラフティ」、あるいは人気バラエティ『大改造!!劇的ビフォーアフター』(テレビ朝日系)などで他人の部屋を見ると、いつも「本棚少ないけど大丈夫なのかしら」と勝手に心配してしまう——そんな経験を、オタクと呼ばれる人ならきっとしたことがあるはず。だが『女子部屋』は、人選ゆえか全体的に本の多い部屋が多いし、その中でも特に本棚が多い女性の部屋では、本棚をアップで抑えている。これだけでより被写体である部屋に住む女性を、身近に感じられる(ような気がする)のだ。

 なお、『女子部屋』では部屋に住む女性も必ず撮影されている。グラビア風にバッチリと撮影されている女性もいるが、基本的にはマンガや雑誌を読んだり、リラックスしている様子を撮影したものが多いのだが、やたらと“足”がエロい写真が多いのも見逃せない。

 自室とあって生足であるというのもあるだろうが、著者である川本史織氏(美少女キャラみたいな名前だが男性カメラマン)が、多分おそらくきっと“足”フェチなのであろうと思われる。グッとくる写真が多いので、その筋の紳士にも強くオススメしたい一冊だ。
(文・馬場ゆうすけ)

■『作画資料写真集 女子部屋』
7月27日発売
著者:川本史織
価格:2,484円(税込)
発行:玄光社

■『作画資料写真集 女子部屋』商品ページ
http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=10970

■玄光社 公式サイト
http://www.genkosha.co.jp/

おたぽる

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