【女性の終活アンケート】終活で気になること「老後資金の蓄え」「持ち物の処分」「医療や介護の意思表明」やらなければいけないと思いつつ…

2024年8月8日(木)12時30分 婦人公論.jp


(写真提供:photo AC)

創刊以来、《女性の生き方研究》を積み重ねてきた『婦人公論』。この連載では、読者のみなさんへのアンケートを通して、今を生きる女性たちの本音にせまります。人生の最後をどうしたいかと考え、準備を進めていく「終活」。しかしその中身は一言で括れないほど多岐にわたります。みなさんの取り組みのほどを聞いてみました。
今回は「終活」に関する悩みを聞きました。寄せられた回答を見ていきましょう——。

* * * * * * *

【回答者数】193人 【平均年齢】64.95歳
【回答者の内訳】60代…61人/70代…51人/50代…39人/80代…18人/40代以下…17人/90代…4人/不明…3人

その2よりつづく

Q. (まだ終活をしていない人は)終活を始めたいと思っていますか?



●終活を始めたいと思っていますか?

●いつ頃から始めたい?

・「今すぐにでも!」(59歳・パート)
・「もうすぐ定年退職。それを機に始めます」(64歳・会社員)
・「後期高齢者になったら」(72歳・専業主婦)
・「やらなければいけないと常に思っています。明日からやります」(80歳・専業主婦)


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Q. 終活で気になることは?(複数回答可)


●老後資金の蓄え…34人

・「いつも思うことですが、何歳で死ぬのかがわかれば本当に楽なのに。お金をいくら使っていいか悩むので」(60歳・専業主婦)
・「保険の見直しが課題です」(50歳・専業主婦)

●持ち物の処分…25人

・「思い出の品など、どうしたらいいかわからない。皆さん、何から手をつけているの?」(54歳・会社員)
・「夫の所有物があまりにも多いため、万が一私が先に死んでしまった場合、娘に負担がいくことが心配だ。夫が亡くなったらすぐにでも夫の物とともに自分のものも捨てるつもり」(53歳・自営業)
・「不用品処分にかかる費用が知りたい。一緒に作業してくれる人がおらず不安です」(91歳・専業主婦)

●医療や介護の意思表明…23人

・「胃ろうや人工呼吸器は絶対嫌なのでその希望を書き残す」(59歳・会社員)
・「自立できない状態になった時、息子や嫁が私の意思にそって動いてくれるのか。介護を背負い込まないでほしい。それが実の両親、義両親を看てきた私の結論だから」(79歳・年金受給者)


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●葬儀や墓の準備…22人

・「夫婦で墓の話をすると、夫は墓がほしい、私は永代供養がいいと、意見が分かれている」(67歳・不明)
・「子どもは一人で、近くには住んでいない。わざわざお墓のことで迷惑をかけたくない」(63歳・専業主婦)
「嫁ぎ先の墓に入りたくない」(53歳・自営業)

●住まいの見直し…19人

・「年金+αで生活できる老人ホームを探している」(58歳・パート)
・「現在一人暮らしでも何とかやっていけているが、いつまで体力がもつか。同居?それとも高齢者施設?未だに決心がつかない」(90歳・年金受給者)
・「認知症の介護が一番大変だと思う。施設か在宅かの選択は自分自身だけでは決めにくいので、アドバイスがほしいなあ」(不明)

●遺言・相続…14人

・「日頃つきあいのない甥、姪に自分の資産を継がせたくないので、目下、寄付先を探している」(73歳・不明)
・「一人娘に、いずれは家など資産を継承することになる。ただ、軽度の障がいがあり、親の死後、娘だけで資産を守っていくことができるのか不安」(59歳・パート)

●その他

・「現在一人暮らしのため、死んでも誰にも気づいてもらえない可能性がある」(83歳・年金受給者)
・「自分が先に死ねばいいが、夫の介護をしなければならなくなった時、自分に体力があるのか?」(78歳・年金受給者)

その4へつづく

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