大阪人もミシュランも太鼓判! 行列店『お好み焼 オモニ』の名物「オモニ焼」の人気の秘訣を探ってきた

2023年8月13日(日)10時47分 食楽web


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●8年連続ミシュランに掲載される『お好み焼 オモニ」の名物「オモニ焼」とは? 実食調査してきた。

 電車のドアが開いた瞬間、焼肉の匂いが漂ってくる大阪・鶴橋。改札を出ると焼肉屋とチマチョゴリ屋、キムチや豚足が売っているお店が立ち並び、日本とは思えない不思議な空間が広がっています。

 鶴橋は韓国料理店が密集するエリアですが、数々のお好み焼き店が軒を連ねるお好み焼き激戦区でもあります。


お店の外観

 そんな中、特に人気なのが鶴橋駅から徒歩10分の場所にある、1966年創業の老舗『お好み焼 オモニ』。価格以上の満足感が得られる店として8年連続ミシュランビブグルマンを獲得しており、休日には行列ができるほどの有名店です。ミシュランも認める『お好み焼 オモニ』の人気の秘密を探ってみましょう。

トッピングは30種類以上!芸能人考案のオリジナルメニューがズラリ


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 店に入るとまず目につくのが、「ミシュランビブグルマン」と「食べログ百名店」の盾。壁には店を訪れた有名人の写真が所狭しと並べられており、このお店がどれだけ愛されてきたのかがわかります。

 メニューを見てみると「赤井英和スペシャル」、「森口博子スペシャル」や「ワイドABC焼」といった、有名人やテレビ番組が考案したオリジナルメニューがたくさん。ここに書かれている以外にも「アンミカスペシャル」や「西川きよしスペシャル」など気になる名前のお好み焼もあります。

 お好み焼きが35種類、トッピングは30種類もあって迷ってしまうので、今回は名物の「オモニ焼」を注文してみることにしました。さてどんな一品なのでしょうか?

「オモニ焼」はこだわりが詰まった驚きのふわとろ食感!


1200円

 お好み焼は厨房で焼いて持ってきてくれるスタイルで、注文してから10分ほどで到着しました。豚肉、イカ、エビ、ホタテ、玉子(生地に玉子を練り込み、さらに上にものせる)が入ったオモニ焼はボリューム満点! ソースやマヨネーズは店員さんがかけてくれますが、卓上にもソースが置いてあるので自分好みに味付けすることもできます。

 熱々の鉄板の上でジュージュー焼ける音とソースの香りが食欲をそそります。半分に切ってみると、その感触だけでもう、今まで食べてきたお好み焼と違うのがわかる! 驚くほどやわらかい!

 コテで持ち上げようとすると崩れ落ちてしまうぐらい、とろとろふわふわ。この食感を生み出す秘密は、キャベツの切り方。店員さんによると、「キャベツは機械を使わずにあえて不揃いに切る」ことで空気が入り、ふんわりと焼き上がるそうです。

 生地の中にはエビやホタテ、イカがごろごろ入っています。シャキシャキのキャベツと、たまにやってくる天かすのサクサク食感も楽しい。粉の量が少量に抑えられているため、素材の味が引き立っていて軽い食感に仕上がっています。

 ソースがかかっていない部分をじっくり味わってみると、魚介と豚肉の旨味、出汁の風味が広がります。店員さん曰く、「生地におでんの出汁を使っている」のだとか。大根や練り物、牛すじの旨味が溶け出したエキスが入っているなんて、美味しくないわけがありません!

 お店自慢のソースはフルーティーな甘さでたっぷりかけても辛くない。お好み焼の繊細な味を損なわず、うまく引き出してくれています。

 粉もんの聖地・大阪にずっと住んでいる筆者。これまで数々のお好み焼を食べて育ちましたが、こんなお好み焼は初めてです。このふわとろ感と出汁の旨味は素人には真似できません。

調査結果

 大阪・鶴橋で50年以上愛され続ける『お好み焼 オモニ』の「オモニ焼」は、粉もんを愛してやまない大阪人も驚く美味しさ。いままで食べたことのない食感のお好み焼を楽しめます。大阪に来た際は、ぜひお召し上がりください。

(撮影・文◎安達 春香)

●SHOP INFO

お好み焼 オモニ 本店

住:大阪府大阪市生野区桃谷3丁目3−2
営:11:30〜22:00
休:月・火曜
TEL:06-6717-0094

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