シウマイ弁当を超えた!? 『まい泉』の宅配専用「いろいろ弁当」がめちゃくちゃ美味しいって知ってる?
2022年8月14日(日)10時47分 食楽web
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『まい泉』といえば、有名なのは「ヒレかつサンド」。デパ地下や駅、空港などに必ずと言ってよいほど売っている定番サンドなので、食べたことがある人も多いんじゃないでしょうか?
筆者もこれが大好きで、ことあるごとに食べています。ふんわりしたパンに、甘めのソースをまとった柔らかなヒレかつ。サクッと噛み切れるソフトタッチの食感、口の中に広がるふわっとしたカツとソースの旨み…。その安定した美味しさに、さすが老舗の味! と食べるたびに嬉しくなってしまいます。
地下鉄や空港で買えるまい泉の「ヒレかつサンド」
しかし! 筆者は最近、『まい泉』のさらなる偉大さをまざまざと思い知らされることになりました。そのきっかけは、『まい泉』のお弁当です。と言っても、デパ地下などで販売している「ヒレかつ弁当」や「ロースかつ弁当」「ヒレかつ重」などではありません。宅配弁当専門サイトの『くるめし』や『お弁当デリ』でしか買えない「いろいろ弁当」(950円)。これが尋常ではなく素晴らしかったのです。
『お弁当デリ』で注文したまい泉の「いろいろ弁当」950円
ちなみに、注文時にわかったのですが、この2つの宅配サイトでは、まい泉の「いろいろ弁当」は不動の人気商品で、常時ベスト3にランキングし続けています。
筆者はこれまで、弁当の最高峰は崎陽軒の「シウマイ弁当」だと信じて疑わなかったのですが、それに匹敵、いや凌駕するほどこの「いろいろ弁当」は中身が充実しています。例えばメインのおかずだけでも一口ヒレかつ、銀鮭、鶏の照焼と肉&魚がしっかり入っていて、さらに、副菜はポテトサラダ、高野豆腐とニンジンの煮物、切り干し大根、しそひじき、うぐいす豆の甘煮、胡麻大学芋、煮玉子と7種類も。
そう、メインと副菜で10種類もぎゅっと詰まっているのです。しかも種類が多いだけではなく、そのおかず1つひとつのクオリティが異常に高いのです。レコードなどで埋草的に入れられたどうでもいい曲を“捨て曲”と呼んだりしますが、お弁当にありがちなスキマ埋めの“捨ておかず”が、この「いろいろ弁当」には一切ないのです。
『まい泉』の看板商品である一口ヒレかつは言わずもがなの美味しさ。サクサクの衣に柔らかいお肉が最高に旨し
ヒレかつの美味しさは言うに及ばず、銀鮭や鶏の照り焼きも味が濃すぎないので食べ飽きることがなく、それでいてご飯に合う絶妙な味付け。副菜の味のバラエティや食感も、量も何もかもが完璧に近い。食べていると箸が止まりません。「ああもう、全部美味しい、何も残したくない!」と、目がギラギラしっぱなし。非常に危険なお弁当です。
おかずだけで10種類も入っていて、味わいのバランスも秀逸
さらに、お弁当でもっとも大事な要素と言えば、何をおいてもご飯です。考えてもみてください。お弁当界の王者たる「シウマイ弁当」も、ご飯の美味しさに定評がありますよね。そしてこの「いろいろ弁当」もそうなんです。お米がツヤツヤでみずみずしく、コメの粒立ち感もよく、噛むとモチモチしている。理想的としか言いようがない炊き具合なんです。思わず「ご飯ウマっ!」っと声が漏れるほど。
さらに次の写真をご覧ください。銀鮭を中心に右側のご飯エリアにだけに黒ごまがあしらわれています。おかずとの組み合わせを、ゴマあり、ゴマなしから自由に選択できるわけです。何という心ニクい演出でしょう。
ご飯はつやつや。銀鮭を境に、左部分は純粋無垢な白米エリア、右部分は黒ごまエリアとなっている。おかずの味の濃さや好みに合わせて選べるのが嬉しい
というわけで、『まい泉』の「いろいろ弁当」は本当にオススメです。お弁当にありがちな、揚げ物主体、肉主体、魚主体…というような偏りがないので、老若男女を問わず、みんな喜ぶと思います。ぜひ一度注文してみてください。
(撮影・文◎土原亜子)